多くのマイナー選手が解雇される中、ロイヤルズは1人も解雇せず8月末まで給与を支給 新型コロナウイルスの感染拡大を受けメジャーリーグは開幕の目処が立たない状況となっている。球団は収益がなくなり財政難に陥り、そのしわ寄せは開幕中止の可能性がある…

多くのマイナー選手が解雇される中、ロイヤルズは1人も解雇せず8月末まで給与を支給

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けメジャーリーグは開幕の目処が立たない状況となっている。球団は収益がなくなり財政難に陥り、そのしわ寄せは開幕中止の可能性があるマイナーリーグに飛び火し、多くのマイナーリーガーが解雇される事態に発展している。

 そんな中、ロイヤルズはマイナー選手を一人も解雇せず、シーズン終了となる8月末まで給与を支給する方針を明かしている。デイトン・ムーアGMも「彼らの情熱で、野球が常に成長していく。そのため我々は、彼らが特に支援を必要としているこの時期に、彼らを一人も解雇しないことが、本当に、本当に、重要だと感じた」とコメントしている。

 野球愛の溢れたロイヤルズの“神対応”に感銘を受けたのはDeNAのスペンサー・パットン投手だった。自身のツイッターで「ロイヤルズに育てられたことを誇りに思うよ」とコメントを添え、感謝のメッセージを送っている。

 パットンは2011年のMLBドラフト24巡目指名を受けロイヤルズに入団。2014年シーズン途中にレンジャーズに移籍し同年9月にメジャーデビューを果たしている。プロとしてスタートした古巣が見せた“男気”にパットンも称賛の声を上げている。(Full-Count編集部)