オーストリア・リンツで開催されている「ジェネラリ・レディース・リンツ」(WTAインターナショナル/10月10~16日/賞金総額25万ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が準々決勝に…

 オーストリア・リンツで開催されている「ジェネラリ・レディース・リンツ」(WTAインターナショナル/10月10~16日/賞金総額25万ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が準々決勝に進出した。  全仏チャンピオンで世界6位のムグルッサは、モニカ・ニクレスク(ルーマニア)を6-1 6-1で下した。

 ムグルッサは、第1セットで直面した2つのブレークポイントをしのぎ、そこから試合の手綱を握った。

 「これ(今日のプレー)は、私のベストテニスに近かったかもしれないわ」とムグルッサ。  次の対戦相手はビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)。ゴルビッチは2回戦でユリア・ゲルゲス(ドイツ)を7-5 6-4で下した。ゴルビッチは、ゲルゲスが第1セット5-4からサービスに入ったゲームで、セットポイントをしのいでいた。

 ディフェンディング・チャンピオンで第5シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)は第1セットで1-4と劣勢に立たされながらも巻き返し、キルステン・フリプケンス(ベルギー)に6-4 7-6(2)で競り勝った。  パブリウチェンコワは準々決勝で第2シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と対戦する。チブルコバはアニカ・ベック(ドイツ)を6-1 6-3で退けて勝ち上がった。  「今年は私のキャリア最良の年だった」と世界10位のチブルコバは言った。彼女は今年2つのタイトル(カトヴィツェ、イーストボーン)を獲得し、そのほかに3度決勝(アカプルコ、マドリッド、武漢)に進出している。

 「安定した成績を出せる選手でいられるというのは、素晴らしい感じがするものね」  第3シードのマディソン・キーズ(アメリカ)は、日本の土居美咲(ミキハウス)を6-2 6-0で破って準々決勝に進出した。試合を通し、土居を圧倒したキーズは5本のサービスエースを決め、ブレークポイントをしのいだ。世界30位の土居は自分のサービスからのポイントの40%しか獲得できなかった。

 キーズは次の試合で、予選を勝ち上がったオセアン・ドダン(フランス)と対戦する。

 準々決勝の顔合わせは、トーナメント表の上から第1シードのムグルッサ対ゴルビッチ、第3シードのキーズ対ドダン、デニサ・アレルトバ(チェコ)対 第4シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)、第5シードのパブリウチェンコワ対 第2シードのチブルコバとなっている。(C)AP(テニスマガジン)