世界一のテニスプレーヤーでも、家へ帰ればただの父親。双子の息子が生まれてから、ロジャー・フェデラー(スイス)はそれを悟ったと、ウェブメディアEssentially Sportsが伝えた。【動画…

世界一のテニスプレーヤーでも、家へ帰ればただの父親。双子の息子が生まれてから、ロジャー・フェデラー(スイス)はそれを悟ったと、ウェブメディアEssentially Sportsが伝えた。【動画】あり得ない!フェデラーのスーパープレー集

フェデラーは世界一有名なテニス選手だが、6歳の双子の息子たちはまだ父の偉大さを理解できる年齢ではない。以前フェデラーは、幼い息子たちにとって自分は普通の父親なんだと実感した微笑ましいエピソードを語った。同じく双子の10歳になる娘たちは父がテニス選手であることは分かっているが、彼女らでさえ父がどれほどすごいかはまだ理解していないようだ。

父の仕事柄、子供たちは多くのテニス選手に会う。子供たちは父もその中の一人ぐらいに考えており、フェデラーもそれでいいと思っている。

「息子は僕の“ホップマン・カップ”でのプレーを見ていて、言ったんだ。パパがやってること、僕もできるよ。僕だってテニスできるって。子供は面白いよ」

さらにフェデラーは娘たちのことも話した。「娘たちは僕がプロのテニス選手だっていうことは分かっていると思う。でも、たくさんいるテニス選手の一人だとね。子供たちには他の選手がすごいんだよって話すけど、ランキングの話まではあまりしないんだ」

「前にランキングを聞かれて、前の年は17位だったけど、今は2位だと答えた。そしてナダルが1位だったから、じゃあナダルには勝てないねって言われた。それでいいんだ、何でもかんでも教えたくはない。子供たちは、僕が勝つ時もあるって分かってる。勝ち負けは子供たちにとって重要なことじゃない、僕の態度はいつも同じであるべきだからね」

フェデラーはキャリアの中で若者から大人へと変貌していった。人間としても選手としても、素晴らしい成長を遂げた。これからも彼のキャリアを見守ることはファンの大きな楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年「ウィンブルドン」でフェデラーの試合を観戦する子供達

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)