ラウンド終了前に背を向けたカーライルの動画を米メディアが公開 新型コロナウイルスが感染拡大する中、米国最大の格闘技団体「UFC」は30日(日本時間31日)、ネバダ州ラスベガスで興行を開催。フェザー級の試合では、優位だった選手がラウンド終了前…
ラウンド終了前に背を向けたカーライルの動画を米メディアが公開
新型コロナウイルスが感染拡大する中、米国最大の格闘技団体「UFC」は30日(日本時間31日)、ネバダ州ラスベガスで興行を開催。フェザー級の試合では、優位だった選手がラウンド終了前になぜか背を向けて歩き出し、逆襲を食らう事態が発生した。不可解なシーンを米メディアは動画で公開している。
問題のシーンはスパイク・カーライル対ビリー・クアランティーロ(ともに米国)の試合で起きた。1回、相手にパンチを振り落とすカーライル。優位な体勢だったが、何を思ったか残り5秒ほどの時点で攻撃をやめ、相手から背を向けて歩き出してしまった。すかさずクアランティーロは反撃。後ろから顔面めがけて強烈なパンチを見舞った。
左側頭部に一撃を食らったカーライルは押し倒される形になったが、間もなくして1回終了のブザーが鳴った。“うっかり者”が許した反撃に、実況も思わず笑いだしていた。
米スポーツ専門局「ESPN」の豪州&オーストラリア版公式ツイッターは実際のシーンを動画で公開。米紙「USAトゥデー」の総合格闘技専門メディア「MMAジャンキー」は「スパイク・カーライルがラウンド終了前に歩き始め、後ろからパンチを食らった」と見出しを打って報じている。
記事では「カーライルはクアランティーロに対して優勢だったが、まだ数秒残っているにも関わらず、歩き始めてしまった。残り時間にクアランティーロは起き上がり、カーライルに向かってパンチを決めた。カーライルはそのパンチに驚き、キャンバスに倒れこんでしまった」と伝えている。
試合は判定までもつれ込み、クアランティーロが勝利。試合前のフェイスオフでは奇抜な“くちばしマスク”で登場するなど、ファンを仰天させた27歳のカーライルだったが、まさかの出来事もあり勝利を手にすることはできなかった。(THE ANSWER編集部)