公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下、JMSCA)は5月27日、全国に出されていた緊急事態宣言の解除を受けて、「クライミングジムの営業再開に向けた感染予防指針」(スポーツクライミング医科学委員会からの提言)を発表した。

これまで営業を自粛していたクライミングジムにも営業再開の動きがみられる中、JMSCAはこの提言の中で感染拡大を予防するための「新しい生活様式」の定着や感染予防の実践を行うための指針を示している。また「あくまでも営業再開を積極的に推奨するものではなく、医学的視点に基づいて感染リスクを低減させるための提案であり、感染の完全防止を保証するものではない」としている。

スポーツクライミングの特性として、換気の課題や、人と人の密集、密接の場面が想定されているため、今回の提言では施設、用具の消毒の徹底やルート、課題における距離の配慮、マスク着用の徹底など、施設側、クライマー側双方に対して取るべき対策を促している。

緊急事態宣言が解除されたとはいえまだまだ第2波の到来も危惧されており、予断は許さない状況だ。クライミングジム、そして自身と周囲の人の健康を守るためにも一度この指針を確認しておこう。

文・金子修平