オーストリア・リンツで開催されている「ジェネラリ・レディース・リンツ」(WTAインターナショナル/10月10~16日/賞金総額25万ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、世界ランキング12位で第4シードのカルラ・スアレス ナバ…
オーストリア・リンツで開催されている「ジェネラリ・レディース・リンツ」(WTAインターナショナル/10月10~16日/賞金総額25万ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、世界ランキング12位で第4シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)が、同胞で予選を勝ち上がったサラ・ソリベス トルモを6-4 6-1で下して準々決勝へ進出した。 スアレス ナバロの次の対戦相手はデニサ・アレルトバ(チェコ)で、アレルトバはアネット・コンタベイト(エストニア)を6-3 6-4で下して勝ち上がった。
スアレス ナバロは、第1セットで5-1とリードしながらセットを締めくくるのにやや苦労したが、第2セットでは相手を圧倒した。 「友達と対戦するというのは常に難しいものよ」とスアレス ナバロ。「でも第2セットの私は本当にタフだった」。
予選を勝ち上がったオセアン・ドダン(フランス)もソラナ・シルステア(ルーマニア)を倒し、準々決勝に駒を進めた。先月のケベックでキャリア初のタイトルを獲った89位のドダンは、8本のサービスエースを決め、相手にブレークポイントを与えなかった。
全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は1回戦を戦い、チャーラ・ブイヤカカイ(タイ)を6-4 6-4で下した。トップシードのムグルッサは69位のブイヤカカイに対して、安定したプレーができずに苦労し、2度自分のサービスゲームを落とした上、6つのブレークポイントをセーブしなければならなかった。
「このサーフェスは私にとって、とても難しい」とムグルッサ。「この試合は私にとって最初の室内大会だから、リズムをつかむのが本当に難しかった」。
全米準優勝のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が欠場した大会で、第1シードのムグルッサは、次のラウンドでモニカ・ニクレスク(ルーマニア)と対戦する。最新ランキングでは5位がプリスコバ、6位がムグルッサとなっている。
そのほかの1回戦では、第2シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場のベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-1 6-2で倒した。2011年大会で決勝に進出しているチブルコバは、つかんだ6つのブレークポイントのすべてをものにしたが、反対にベンチッチはこの試合を通して一度しかサービスをキープすることができなかった。
チブルコバは準々決勝進出をかけた次の試合でアニカ・ベック(ドイツ)と対戦する。
また、第3シードのマディソン・キーズ(アメリカ)はカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-3 6-4で下した。キルステン・フリプケンス(ベルギー)は、第1セットを6-4で取ったあと、相手のマンディ・ミネラ(ルクセンブルク)が腰の故障で途中棄権したため、試合を終えずして次のラウンドに駒を進めた。(C)AP