元WBC世界フライ級王者のエドワーズが転級に抱負 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBO世界王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となった。カ…
元WBC世界フライ級王者のエドワーズが転級に抱負
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBO世界王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となった。カシメロにキャリア唯一の敗北を味わった英国の元WBC世界フライ級王者チャーリー・エドワーズはバンタム級での挑戦に意欲を燃やしているが、英地元紙は「バンタム級のキング・イノウエに挑戦するには努力が必要」と指摘している。
27歳のエドワーズは通算16戦15勝(6KO)1敗。プロモーターをエディ・ハーン氏からフランク・ウォーレン氏に変更し、減量苦のあったフライ級を離れ、スーパーフライ級とバンタム級を舞台に戦うことになった。
「目標は複数の階級で世界王者になること。WBCのタイトルが欲しい。我々はスーパーフライ級に加えて、バンタム級に進出して全てのベルトを取ることを目指している」
現在WBC世界スーパーフライ級2位のエドワーズは地元紙「イブニング・スタンダード」にこう語っているという。WBC世界王者はパウンド・フォー・パウンド(PFP)で8位につけるメキシコの猛者、フアン・フランシスコ・エストラーダ。エストラーダを倒した後は、バンタム級に進出する計画を明らかにしている。
バンタム級王座挑戦には「やるべき努力があることを認めている」
エドワーズは、2016年9月のIBF世界フライ級タイトルマッチでカシメロに挑戦し、10回TKO負け。これがキャリア唯一の黒星となっている。
「自分はバンタム級をメーンの階級の1つとしてみている。2階級をまたいで戦って、バンタム級での自信をつけたい」と語ったという英国ファイター。記事では「エドワーズは目の前の課題に対して現実的だ。WBAとIBFのベルトを保持するバンタム級のキング、ナオヤ・イノウエのような存在に挑戦するには、まだやるべき努力があることを認めている」と報じている。
PFP世界3傑と評価されるモンスター井上。英メディアでは「キング」として認められている。(THE ANSWER編集部)