エレディア氏の合流を母国メディアが報道 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を予定するWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。4月25日に米ラスベガスで予定していた一戦は新型コロナウイ…

エレディア氏の合流を母国メディアが報道

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を予定するWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。4月25日に米ラスベガスで予定していた一戦は新型コロナウイルスの影響で延期となっているが、カシメロ陣営にはフィジカルトレーナーのメモ・エレディア氏が26日(日本時間27日)に合流。仕切り直しの一戦へ、着々と準備を進めているようだ。地元メディアが報じている。

 エレディア氏の“チーム・カシメロ”合流を伝えているのは、フィリピンメディア「ラプラー」だ。コロナ禍の中でもラスベガスにとどまり続け、牙を研いできたカシメロ。「3団体統一戦が実施に向け前に進んでいることの兆候かもしれない」と推測している。

 記事では7月末の新日程候補について紹介。その上で、エレディア氏の経歴にも触れている。

「エレディア氏はこれまでカシメロ本人と面識がなかったというわけではない。カシメロが昨年11月、イングランド・バーミンガムでゾラニ・テテを3ラウンドで破った際のコンディショニングを担当していたことがある。こうした過去の成功実績も踏まえ、今年2月にはフロリダ州マイアミでのカシメロの調整も任せていたという」

 カシメロのプロモーター、ショーン・ギボンズ氏がこのタイミングでエレディア氏を招へい。「ギボンズ氏は、打倒モンスターの青写真へ、エレディア氏が不可欠な要素であると心得ているようだ」とも伝えており、カシメロ陣営は井上戦へ向け、必要なピースを着実に積み重ねている。(THE ANSWER編集部)