55年前の伝説の1枚にリング誌が再脚光 ボクシングのヘビー級伝説の王者モハメド・アリ(米国)。今なお語り継がれる一戦が、1965年5月25日のソニー・リストン(米国)とのリターンマッチだ。初回2分12秒KOで、リストンを返り討ちにした一戦で…

55年前の伝説の1枚にリング誌が再脚光

 ボクシングのヘビー級伝説の王者モハメド・アリ(米国)。今なお語り継がれる一戦が、1965年5月25日のソニー・リストン(米国)とのリターンマッチだ。初回2分12秒KOで、リストンを返り討ちにした一戦で撮影された1枚を、米専門誌「リング」は「ボクシング界で最も象徴的な写真」と脚光を浴びせている。

 ボクシングの明と暗――。大の字にキャンバスに倒れているリストンを見下ろし、「どうだ!」とばかりに咆哮するアリ。勝者と敗者のコントラストを鮮やかに写しだした秀逸な1枚だ。

 今も色あせない55年前の伝説的な名場面を、リング誌は公式インスタグラムで「ボクシング界で最も象徴的な写真が撮られてから今日で55周年。モハメド・アリがソニー・リストンを第1ラウンドでKOしたのである」と記して脚光。またWBCも公式インスタグラムに同様のシーンを投稿し、「今日は歴史的な日です。モハメド・アリがソニー・リストンを第1ラウンドでKOしたあとに、アリが取ったこのリアクションが注目を浴びた」などとしている。

 海外のファンからも「象徴的な写真だ」「ボクシング史に残る最も偉大な瞬間」「伝説になった有名な1枚」「この試合は永遠に語り継がれる」「壮大な1枚」などと反響が集まっていた。

 アリはこの前年の第1戦で圧倒的不利と言われながらも、6回終了TKOで勝利。試合後にカシアス・クレイから、モハメド・アリへと改名していた。そしてこのリターンマッチでも132秒で返り討ちに。以降スターへの道を駆け上がっていった。(THE ANSWER編集部)