コロナ禍で7月興行再開を待つリゴンドー「ジャッカルに終わりはないんだ」 ボクシングのWBA世界バンタム級正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、実力者ひしめくバンタム級でNo.1になることを宣言している。「パウンド・フォー・パウンド(…

コロナ禍で7月興行再開を待つリゴンドー「ジャッカルに終わりはないんだ」

 ボクシングのWBA世界バンタム級正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、実力者ひしめくバンタム級でNo.1になることを宣言している。「パウンド・フォー・パウンド(PFP)のチャンピオンになる」と発言。バンタム最強の称号を手にした後、かつて最強王者として君臨した1つ上のスーパーバンタム級に戻る方針を明らかにした。米地元紙「エル・ヌエボ・ヘラルド」が報じている。

 WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)らタレント豊富なバンタム級。新型コロナウイルスの影響で中断状態が続くが、「ジャッカル」の異名で知られるキューバのレジェンドはランニングなどで調整を続けているという。7月上旬の「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」の興行再開を待っているようだ。リゴンドーはPBC公式YouTubeのライブ中継に登場し、こう宣言したという。

「俺は122ポンド(スーパーバンタム級)でPFPのチャンピオンだった。118ポンド(バンタム級)でも最強の男になるつもりだ。それから122ポンドにもう一度上げるだろう。みんな分かっていると思うが、俺は終わっちゃいない。これがスタートなんだ」

 かつてスーパーバンタム級で最強を誇ったリゴンドー。2月には井上がスーパー王座に君臨するWBAの正規王座を掴んだ。これまで井上戦を望んでいたリゴンドーの野望は、バンタム級の猛者をなぎ倒すことのようだ。

「ジャッカルに終わりはないんだ。これが始まりだ。118ポンドでまだチャンピオンだ。準備万端。歴史を作り続ける。3度世界王者になった。122ポンドで2回、118ポンドで1回だ」

 記事では新型コロナ終息後のリゴンドーの標的候補として、井上、WBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)、WBO世界スーパーバンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)らを紹介。39歳のベテランは闘志をみなぎらせているようだ。(THE ANSWER編集部)