スポーツクライミングにチャレンジする参加者たち東京2020オリンピック正式競技になった「スポーツクライミング」は最近注目されている競技のひとつである。この日、日本橋三井ホールに本格的なクライミングウォールが設置され、「三井不動産スポーツアカ…
東京2020オリンピック正式競技になった「スポーツクライミング」は最近注目されている競技のひとつである。この日、日本橋三井ホールに本格的なクライミングウォールが設置され、「三井不動産スポーツアカデミー for Tokyo 2020」の第3回としてスポーツクライミングアカデミーが開催された。
まず驚いたのは豪華な講師陣の顔ぶれである。トップクライマーの杉本怜さん、渡邊沙亜里さん、尾上彩さんと錚々たるメンバーが並び、スポーツクライミングの説明とスゴ技の披露からスタート。その後は3組に分かれてそれぞれの組の親子参加者に対して丁寧な指導が行なわれた。ほぼつきっきりでトップクライマーにクライミングを教えてもらうことができる。
参加者の猪狩さん家族は奥様が三井不動産のオフィスに勤めている。今日は同じくイベントに当選した同僚親子と参加。「子どもが小学1年生でいろいろなことにチャレンジできる歳になってきたので、このような本格的なスポーツイベントの機会があってとても嬉しい」と話す。
講師のひとり、渡邊沙亜里さんは結婚、出産を経て今なお日本代表に選出されているママさんクライマーであり、テレビCMなどでも活躍している。「スポーツクライミングが東京オリンピックの正式種目になってからこの競技が注目されることが増えている。よりたくさんの方にクライミングを楽しんでもらえるように活動して、東京オリンピックの後も人気が続くようにしていきたい」と話しながら、「ここまで大きなイベントは初めて。ウォールも本格的なものが設置されて、より参加者にも楽しんでもらえたと思う」と笑顔を見せた。
「今年4月に三井不動産としてスポーツクライミングの協賛をはじめ、東京オリンピックの正式種目にもなり、引き続き競技を盛り上げるような応援をしていきたい」と話すのは三井不動産株式会社広報部の鵜沢周平氏。本イベントの参加対象者である”三井不動産のオフィスに勤める人”からの応募は多数にのぼり、競技の特性も考えて泣く泣く定員まで絞ったとのこと。「今後もクライミングのイベントを継続的に実施して、より多くの方に参加いただけるようにしていきたい」と力を込めた。
「三井不動産スポーツアカデミー for Tokyo 2020」は、不動産開発カテゴリーにおける東京2020ゴールド街づくりパートナーの三井不動産が主催し、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の協力のもと実施するスポーツ教室。講師に一流のアスリートを招待し、オリンピック・パラリンピック種目の競技紹介や体験会を実施している。
第1回は体操とウィルチェアーラグビー、第2回はバドミントンのアカデミーが実施されており、今回のスポーツクライミングは3回目の実施。「来月にも体操、陸上のアカデミーを予定しています。さらに来年にはもっといろいろな地域を訪れてアカデミーを実施していきたい。忙しくなりそうですが、楽しみです」と鵜沢氏。今後のイベントでも多くの参加者の笑顔が見られそうだ。