「タイソンが『ランクを与えて欲しい』と望むなら、私の答えは『イエス』だ」

 エキシビションマッチで復帰する可能性が浮上しているボクシングの元世界ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏(米国)に思わぬ援軍が現れた。かつてベルトを保持した世界ボクシング評議会(WBC)の会長が将来的な復帰に対し、WBCのランクを与えて後押しするという。米メディア「ボクシングシーン.com」が伝えている。

 エキシビションマッチで復帰を目指してトレーニングを重ねるタイソン。現役時代を彷彿とさせるような肉体をSNSで披露し、話題を呼んでいるが、本格的な競技復帰を後押しする動きも起きている。

「WBC会長がマイク・タイソンの復帰を支援『彼にランクを与えようじゃないか!』」とのタイトルで報じられた記事では、WBC会長のマウリシオ・スライマン氏がタイソンの将来的な復帰を全面支援する考えを持っていると紹介している。

 タイソンは現在、チャリティーの資金集めのために数試合のエキシビションマッチを望んでおり、多くの高額オファーを受けているという。こうした状況に対し、スライマン会長はリング復帰をサポートするだけでなく、今後も活動を続けるようであれば、WBCがランクを与える可能性があると明かしているという。

 記事では、スライマン氏がニュースメディア「トラックスーツ」に語ったコメントを紹介。「タイソンは史上最年少でチャンピオンになった。ならば、最年長でもなれるかもしれない! 彼は恐ろしく、伝説的な雰囲気を漂わせていて、ボクシングというスポーツ、そしてWBCにとってのアイコンだ」と話し、タイソンの価値を訴える。

WBC会長「タイソンに対しては協力的でありたいし、彼はそれに値する」

「タイソンは、いつだって一発で誰でも倒せるのではないか。だからこそ、彼をサポートする。思索するのは好きではない。これは、誰もが楽しめるトピックなのだよ。エキシビションマッチは一つの事柄に過ぎない。つまり、彼がカムバックするなら、しかるべきプロセスを経て、ライセンスが与えられなければならない」

 その上で「私は夢を壊すつもりはない。タイソンに対してはとても協力的でありたいし、彼はそれに値する」と続ける。

「タイソンが『ランクを与えて欲しい』と望むなら、私の答えは『イエス』だ。我々は彼にランクを与える。シュガー・レイのようにチャンピオンなら誰だって復帰の考えを持っているだろう。しかし、タイソンの場合は少し異なる。彼は何年もリングから離れていた。しかし、私は彼をサポートする。エンターテインメントをもたらしてくれると信じているからね」

 このように力説したスライマン会長。エキシビションに臨もうとしているタイソンが本格的にリングに復帰する気があるなら、全面的に後押しする考えを明かした。53歳という年齢で競技に戻るのは現実的ではないが、「史上最年長チャンピオン」という夢を見たくなるような存在であることは間違いない。(THE ANSWER編集部)