中国・北京で開催された「チャイナ・オープン」(ATP500/10月1~9日/賞金総額291万6550ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 7…

 中国・北京で開催された「チャイナ・オープン」(ATP500/10月1~9日/賞金総額291万6550ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 7-6(2)で下して初優勝を遂げた。非常に接戦となったこの試合は両者が離れ業を見せ、多くの見事なショットにあふれた好試合となった。

 今季9度目の決勝を戦ったマレーは第1セット第1ゲームでディミトロフのサービスをブレークし、第2セット第5ゲームでもブレークに成功した。5-4からマレーのサービスとなったときにはこれで試合はマレーのものになるかと思われたが、ここからディミトロフがマレーのサービスをついにブレーク。次のゲームもキープして勝負をタイブレークに持ち込んだ。

 マレーはチャイナ・オープンに3度目の出場だった。初出場は2010年で準々決勝、2度目は2014年で準決勝、3度目の挑戦でさらに前進して優勝を果たした。今大会のマレーはプレーした全5試合でひとつもセットを落とさず、完全勝利を遂げている。(C)AP(テニスマガジン)