中国・北京で開催された「チャイナ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/10月1~9日/賞金総額542万4394ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が第11シードのジョハナ・…

 中国・北京で開催された「チャイナ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/10月1~9日/賞金総額542万4394ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が第11シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を6-4 6-2で下して5年ぶり2度目の優勝を遂げた。  2011年にも優勝しているラドバンスカは、もう一つの優勝をタイトル・リストに加えた。この優勝は今季3度目で、彼女のキャリア・タイトルはこれで「20」となった。

 ラドバンスカは今大会で全6試合をプレーしているが1セットも落としていない。決勝では第1セットの第3ゲームと第7ゲームでコンタのサービスをブレーク。5-2で迎えた第8ゲームでブレークバックされたものの、最終的に5-4から自分のサービスをキープして第1セットを取った。  第2セットはさらに優位に立ち、コンタのサービスを2度破ってから最後は自分のサービスゲームをエースで締めくくって勝利をつかんだ。

 「私にとって本当に特別な週だったわ」と試合後のラドバンスカ。「特にトッププレーヤーたちに対して素晴らしいテニスをプレーできていた」。

 ラドバンスカのアンフォーストエラーの数は「6」で、対するコンタは「29」。1時間35分の試合はラドバンスカが支配した。コンタとの対戦成績はこれで2勝0敗となった。

 初出場のコンタは決勝に進出した時点でトップ10入りを確実にしている。これはイギリス人女性として、1984年のジョー・デューリー以来となるトップ10入りだ。

 「とても素敵なことだわ。ここ数年の自分の成長をうれしく思っているし、まだまだこれから上っていくための多くの場所があるよう祈っている」とコンタ。

 「今の私は自分の旅を楽しんでいるの。ハードワークを積むことを楽しんでいるし、アグネツカのような選手とこのような試合がプレーできることを目指して努力を積んでいるんだわ。だから将来は、もっともっとこういう機会が持てるように願っている」。(C)AP