来月9日から7月末まで隔週でESPNで放送予定

 ボクシングの興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOが現地時間6月9日から米ラスベガスで隔週ベースで興行を再開させる方針を明らかにした。地元紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」が報じている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていたボクシング界がついに動き出す。現地時間6月9日から7月末まで木曜日と火曜日に隔週でカードを組む。1日につき4試合から5試合行い、ESPN系列で放送される予定だという。

 アラム氏は「楽観的になるつもりはないが、医学的にも科学的にも認可された方法で興行を行うつもりだ。空間にいる全ての人間が検査を済ませることになる。コロナウイルスの存在しない状況になるだろう」と語っている。

 ネバダ州のアスレチックコミッションとも緊密に連携をとっており、ファイターはラスベガス上陸に際して検査を受け、試合日まで隔離されることになるという。会場にいるセコンドや放送局、技術者も全員がテストを受けることになる。

 ファイターはトップランク社のジムでトレーニングを行い、試合までに複数回の検査を受けることになる。WBO世界フェザー級王者のシャクール・スティーブンソン(米国)と、WBC&WBO世界スーパーライト級王者のホセ・ラミレス(米国)の試合が近日発表予定だとも報じられている。

オーストラリア選手もすでにラスベガス入り、興行に登場予定

 4月25日にラスベガスでWBOバンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う予定だったWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(大橋)はトップランク社と共同プロモート契約を結んでいる。

 日本で調整を進めるモンスターの次戦は果たしてどうなるのか? 記事では「アラムは当初、予定していたイベントは全てこの国にいるボクサーに限定すると考えていた。しかし、月曜日、彼は有効のビザがあれば、他国のファイターも参戦できると発言した」と報じている。

 米国外の選手の試合は後回しにする方針を明らかにしていたアラム氏だが、方針転換。オーストラリアのジェイソンとアンドリューのモロニー兄弟はすでにラスベガス入りし、記事では興行に登場する予定だと報じられている。

「できるだけビッグファイトを実現するつもりだ。ここから進んでいく。ファイターは生きるために戦う。彼らの人生だ。うちのスタッフはこのカードで戦いたいファイターから四六時中、電話対応している」

 他国のファイターともコミュニケーションをとっているというアラム氏。井上もビザなどの状況次第では、カシメロの待つラスベガスに向かうことになるかもしれない。(THE ANSWER編集部)