敗れたハリスをオーフレイムが励ますシーンを米メディア公開

 米最大の総合格闘技「UFC」は16日(日本時間17日)にフロリダ州ジャクソンビルで「UFCファイトナイト」を無観客で開催した。メインイベント、ヘビー級の試合はアリスター・オーフレイム(英国)がウォルト・ハリス(米国)に2回TKO勝ち。継娘を失ったハリスにとっては悲劇後、最初の試合。敗れて崩れ落ちたハリスをオーフレイムが慰めるシーンを米メディアが動画で公開すると、「何て美しい瞬間だ」「素晴らしい戦いにリスペクト」などと反響が寄せられている。

 激しい戦いが繰り広げられる金網の中で、涙ぐましいシーンが生まれた。試合に敗れ、オクタゴンに突っ伏したハリス。勝ったオーフレイムは歩み寄り、膝をついてハリスに後ろから抱擁した。顔を近づけて言葉を交わし、最後は握手。試合中とは一変した、優しい雰囲気でハリスの胸を叩いて立ち去ったのだった。

 米メディア「アドバンス・ローカル」のアラバマ州版によると、ハリスの継娘で19歳だったアナイア・ブランチャードさんは、昨年10月に行方不明となり、11月25日にアラバマ州内の森で射殺された状態で発見されたという。悲劇後、初めての試合で勝利を収められず、悲しみに暮れていたハリスをオーフレイムが励ましたようだ。

 米スポーツ専門局「ESPN」の情報番組「スポーツセンター」の公式インスタグラムは、実際の動画を公開。「『一緒に頑張ろうな』とTKOで勝利したアリスター・オーフレイムはウォルト・ハリスの元へ行き、彼を抱きしめた。これはウォルトにとって、彼の継娘の悲劇的な死から初めての試合だった」とつづられた投稿には、感動の声が寄せられている。

「スポーツマンシップが何なのかを表しているね」
「なんて美しい瞬間なんだ」
「これが全てだ」
「素晴らしい戦いにリスペクト」
「ウォルトのことを思うと泣いてしまった」
「とても悲しい」
「彼は強くなって戻ってくるさ」
「人格者だね」

 流血シーンもあるなど、激しい試合で注目されるUFCだが、選手たちにはスポーツマンシップが備わっているようだ。(THE ANSWER編集部)