現在世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのジョコビッチは、グランドスラム最多優勝と世界1位在位期間の記録を破ることを目標にしていると語った。ATP(男子プロテニス協会)が報じている。…

現在世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのジョコビッチは、グランドスラム最多優勝と世界1位在位期間の記録を破ることを目標にしていると語った。ATP(男子プロテニス協会)が報じている。

「僕にはまだこのスポーツでやるべきことがあると思うんだ。グランドスラムで一番優勝できると思うし、世界1位の在位期間の記録を破れると信じている。それが僕の明確な目標なんだ」

ジョコビッチは現在グランドスラムでは17回優勝。ロジャー・フェデラー(スイス)の20回とラファエル・ナダル(スペイン)の19回に次ぐ、男子歴代3位だ。2019年シーズンでは「全豪オープン」と「ウィンブルドン」を制し、今年も「全豪オープン」を制している。

またフェデラーより6歳、ナダルより1歳若く、2人と比べればトップレベルを維持して戦える残り年数は長い可能性が充分にある。

世界1位の期間についても、ジョコビッチは282週で同じく男子歴代3位だ(新型コロナウイルスの影響でツアーが中断している間はこの数に含まれない)。1位はフェデラーの310週、2位は引退しているピート・サンプラス(アメリカ)の286週と、フェデラーの記録まで28週、つまり半年と少しにまで迫っている。

「でも、同時に、それだけが僕のモチベーションになるわけではない。毎日のモチベーションを高めてくれるのは、もっと個人的な成長に関連したものなんだ」

現在男子ツアーは新型コロナウイルスの影響のため中断中。早くても8月にならないと再開される可能性はないが、今後もジョコビッチの活躍に期待がかかる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ

(Photo by TPN/Getty Images)