5月15日、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)が33歳の誕生日を迎えた。これを祝ったATP(男子プロテニス協会)のInstagramの投稿へのコメントで、マレーは自分がこれまでにATPツ…

5月15日、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)が33歳の誕生日を迎えた。これを祝ったATP(男子プロテニス協会)のInstagramの投稿へのコメントで、マレーは自分がこれまでにATPツアーで打ったショットの中でベストだと思うものを明かしている。

ATPは投稿の中で、マレーの5つのスーパーショットを紹介し、「どれがベストだと思う?」とユーザーに問いかけた。

それに対してマレー本人が反応。自身のお気に入りはその5つには入っていなかったようで「ATPの試合で僕が打った中でベストなのはパリでのサム・クエリー(アメリカ)戦のものか、クイーンズでのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)戦でのものかだよ」とコメントを返した。

ATPはこれを受けて、マレーが言った2つのショットの動画を投稿。

一つ目は、2008年「ATP1000 パリ」でのクエリー戦。ドロップショットをギリギリで返し、直後のロブに対しても、ネットに背を向けながら追いつつ、ラケットの裏面で冷静に狙いすまして決めたパッシングショットだ。

もう一つは、2011年「ATP250 ロンドン」(現在はATP500カテゴリ)でのツォンガ戦。ネット前に浮いたチャンスボールが来たものの、ドライブボレーを打てる程の余裕がなかったマレーは、意表を突く股抜きハーフボレーを選択。角度をつけてしっかりウィナーを奪っていた。

再度紹介してもらったこの動画に対し、マレーも「それだよ。探し出してくれてありがとう」とご満悦のようだった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「デビスカップ」決勝ラウンドでのマレー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for LTA)