9日に行われたセ・リーグCS 巨人×横浜DeNA戦(東京ドーム)。巨人が1点を追う3回裏、坂本が2試合連続となる同点アーチをレフトスタンドへ。そのまま迎えた8回、長野が放った適時打で現在2位の巨人が3位DeNAに2−1で競り勝ち、対 戦成績…

9日に行われたセ・リーグCS 巨人×横浜DeNA戦(東京ドーム)。巨人が1点を追う3回裏、坂本が2試合連続となる同点アーチをレフトスタンドへ。そのまま迎えた8回、長野が放った適時打で現在2位の巨人が3位DeNAに2−1で競り勝ち、対 戦成績を1勝1敗にした。明日10日の最終決戦で勝った方が広島とのファイナルステージへ進む。

TBS系『S☆1』に出演する野村克也元監督は、この試合をテレビ観戦。まず、両軍の打線に首をかしげた。
「一見、投手戦のように見えるけど、どちらかというと貧打戦。両軍とも打線が湿っていた。4番の筒香が左ピッチャーの 田口に対して、打てる気配もないしね。完全に押さえ込まれてる。4番があの結果だと、なかなかベンチのムードもあがってこないよね。巨人も打線の調子が悪いことを高橋監督が分かってるから、打順をガラっと変えちゃったね。こういう短期決戦で打順を変えるのは僕は反対。なんで昨日と今日で打順が違うの?人間というのはリズムがある。いつも3番打ってる坂本が1番なんて、面くらうんだよね。なんか巨人のオーダー納得できない」

3回裏、今永が投じた内角低めのカーブをレフトスタンド中段へ運び、チーム初ヒットとなる一発で試合を振り出しに戻した坂本。体制を崩しながらも変化球をしっかりとバットに乗せた坂本をノムさんは、「やっぱり打線のキーマンは坂本かな。あと村田、阿部じゃないの。中心が機能しないと得点力が低下する。DeNAだとロペス、筒香ね。この3番4番がちゃんと仕事をすれば、白熱したいい試合になると思う」

体調不良で開幕、第2戦と先発を回避しているエース菅野。明日10日の予想先発は内海となっているが。
「エース(菅野)が 大事なときにいないっていうのはこたえる。短期決戦ほどピッチャー。トーナメントに近いわけだから。菅野が投げれないってことになると内海に託すしかない」

ファイナルステージへの切符を手にするのは巨人かDeNAか。明日の最終決戦をノムさんも楽しみにしている。
「東京ドームでやるのは先攻・後攻でずいぶん違う。ビジターは1回の表、攻撃から始まるが、9回のウラがないからね。野球はほとんどのチームが先攻取るか、後攻取るかだったら後攻とるよね。7回以降が野球大事だから。リードされても9回のウラに期待が出来る。9回裏は大きい」


※野村元監督のコメントの詳細は、今夜0:00から放映の『S☆1』(TBS系)「ノムさんのぼやき解説」コーナーをご覧 ください。