コロナ禍の米国に長期滞在、カシメロが万全調整「ファンが望んでいるKOを」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を予定しているWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、米国合宿を始めて3か月が経った。新型コロナウイルスが猛威を振るい、開催時期が正式に決まっていないなか「イノウエがどういう戦い方をしてくるのか分からない」と警戒している。フィリピンメディアが報じている。

「カシメロが打倒『モンスター』を誓う」の見出しでWBO王者の様子を伝えたのは、フィリピン紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」だった。2月に米マイアミで合宿をスタートさせ、3月15日からラスベガスで合宿。直後に新型コロナの影響で、4月25日(日本時間26日)に予定していた試合の延期が決まった。母国を離れて3か月。記事では、こう語っている。

「ファンが望んでいるので俺はイノウエをKOしたい。何ラウンド目になるか分からないけど、これが俺の計画だ」

 気持ちを切らさず準備を進めているようだ。現地では多くのスポーツイベントを開催できない状況にあるが、井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社は6月9日にフェザー級世界王者のノンタイトル戦で興行を再開させる計画があると米メディアが伝えていた。延期されていた井上―カシメロ戦も開催への見通しが立ちつつある。

 カシメロのプロモーターを務める「MPプロモーションズ」のショーン・ギボンズ氏は、ツイッター上で7月末の開催を示唆。これを受けたカシメロは「これで、俺はトレーニングにより集中できる。イノウエとリング上で会うことを本当に楽しみにしている」と意気込んでいる。

 さらに「俺ができる最高のパフォーマンスをするだけさ。なぜならイノウエがどういう戦い方を展開してくるのかまだ分からないからね」とコメント。豊富な引き出しを持つモンスターに警戒心を示しているようだ。(THE ANSWER編集部)