スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―2018年、一触即発のフェイスオフ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシー…
スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―2018年、一触即発のフェイスオフ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回はボクシングのフェイスオフでの一触即発のシーンだ。にらみ合った後にクロフォードが、右フックを繰り出す場面を米放送局「ESPN」が公式ツイッターで公開。現地ファンを試合前からヒートアップさせた。
2018年の10月。3階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)が27戦全勝のホセ・ベナビデス(米国)を迎える一戦の計量での出来事だった。顔がくっつきそうな距離で視線を交錯させた両者。クロフォードに対して、挑戦者のベナビデスが何事かつぶやき、そして両手で胸をプッシュ。その瞬間だ。頭に血が上ったのかクロフォードは右フックを一閃。このハンドスピードも速かったのだが、これをスウェーで見事に交わしたベナビデス。いきなり両選手が激しくやりあった。
関係者に制止され引き離される両者。グローブをつけておらず、もしクロフォードのフックが当たっていたら……と恐ろしくなる場面を、ESPNは「どうやらテレンス・クロフォードとホセ・ベナビデスによるウェルター級のタイトル戦は、少し早めに始まったようだ」とつづり、動画で一部始終を公開。ファンも試合前からヒートアップだ。
「ベナビデスのマトリックスのような動き!」
「2人はUFCみたいだ…」
「これは熱い試合になる」
「もしこのパンチを自分が受けたら、立ち上がれないな…」
「わざと空振りになるようにパンチを出してるね」
「仕込みかな」
「WWEのようなスタイルだけど、彼等は試合への注目を集めようとしているんだ」
もしかしたら試合を盛り上げるための演出なのか、という声も上がっていた応酬。翌日の試合ではクロフォードが12ラウンドにダウンを奪い、ベナビデスは何とか立ち上がるも、クロフォードが追い詰め畳みかけたところでレフェリーストップ。WBOウェルター級のベルトを初防衛し、現在までに3度防衛している。(THE ANSWER編集部)