フロリダでテニスの大会が開催され、アメリカ期待の若手ライリー・オペルカ(アメリカ)が優勝した。大会途中では、なぜか地元の牛も脚光を浴びた。テニス関連ウェブメディアBaselineが伝えている。…

フロリダでテニスの大会が開催され、アメリカ期待の若手ライリー・オペルカ(アメリカ)が優勝した。大会途中では、なぜか地元の牛も脚光を浴びた。テニス関連ウェブメディアBaselineが伝えている。フロリダ州ウェストパームビーチにある私設のコートで行われた大会は、すぐ外の草原から牛ものどかにその様子を観戦していたようだ。大会を放映していたテニスチャンネルの解説者はその牛をとても気に入ったようで、あの牛の名前はモーリア・シャラポワだろうか、ライリー・オミルカだろうかなどとテニス選手の名前とダジャレにして喜んでいた。

2日間にわたって行われた大会では、オペルカは総当たりでやはり若手のホベルト・ホルカシュ(ポーランド)、トミー・ポール(アメリカ)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦。そして決勝戦ではオペルカがキツマノビッチに勝利し、3位決定戦ではホルカシュがポールを退けた。

新型コロナウイルスの影響でプロテニスツアーが中断されて以後、初めて開催された数大会のうちの一つであったので、体温のチェック、スタッフのマスク着用、コートのこまめな清掃など、感染防止に配慮した様々な取り組みが行われた。試合終了後には、選手たちは握手を交わす代わりに「ラケットタップ」、つまり軽くラケット同士を触れ合わせて、互いの健闘を讃え合った。

選手たちは素晴らしい戦いぶりで、見事なプレーも飛び出した。ホルカシュが股抜きで鮮やかなウィナーを決めた時には、無観客の中、拳を突き上げるガッツポーズを見せた。

5月22日からは、2日間の女子の大会も開催される。出場予定選手は若さと実力、キュートさでも注目のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、アリソン・リスク(アメリカ)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、ダニエル・コリンズ(アメリカ)だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後握手の代わりにラケットタッチするホルカシュ(左)とオペルカ(右)

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)