2年前の「5・12」、リナレス撃破の左ボディーを米メディア復刻 ボクシングのライト級3団体王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位につける、“精密機械”が世界最速で3階級制覇を達成したのは…

2年前の「5・12」、リナレス撃破の左ボディーを米メディア復刻

 ボクシングのライト級3団体王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位につける、“精密機械”が世界最速で3階級制覇を達成したのは2年前の5月12日(日本時間13日)だった。WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)をボディーで悶絶させるシーンを、米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」が動画付きで公開。ファンからは「これは最高だった」「この一撃、覚えているよ」などと再び衝撃が走っている。

 ロマチェンコがその強さを世界に知らしめた一戦だ。6回にプロ初のダウンを喫するなど、リナレスを相手に苦しみながら迎えた10回。手数を増やし、最後は連打から渾身の左ボディーを炸裂させた。たまらず膝から崩れ落ちる王者。すぐさま右手でガッツポーズを繰り出したロマチェンコ。悶絶したリナレスは立ち上がることができない。

 10回2分8秒TKO。当時の世界最速12戦目で3階級制覇を成し遂げた瞬間を同メディアは「2年前の今日、ロマチェンコがボディーへの一撃でホルヘ・リナレスを仕留め、ボクシング史上最速での3階級王者となった」とキャプションを添えて投稿。ファンからは改めてその強さに驚きの声が上がっている。

「この一撃、覚えているよ」
「ロマチェンコは最高の男だ」
「これは最高の試合だった」
「あんな一撃から立ち上がるのは無理だ」

 同年9月には田中恒成(畑中)もプロ12戦目で世界3階級制覇を達成した。ロマチェンコはその後、ライト級3団体を統一。メジャー4団体完全制覇をかけて、IBF王者のテオフィモ・ロペス(米国)との対戦が決定的。凄みを増す、ロマチェンコを止める存在は現れるだろうか。(THE ANSWER編集部)