11歳の逸材ベロニカ・ジリナがエテリ氏からプルシェンコ氏のアカデミーに移籍

 フィギュアスケートのアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)がコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れ、皇帝エフゲニー・プルシェンコ氏に師事することになったが、これに続いて11歳の天才少女も移籍を決断した。ロシアメディアが報じている。

 フィギュアスケート界で話題となったトルソワの“電撃移籍”。アリョーナ・コストルナヤ、アンナ・シェルバコワとともに“天才3人娘”として2019-20年のフィギュア界を席巻したが、トゥトベリーゼコーチのもとを離れたことは衝撃をもって受け止められた。さらにロシアメディア「sportmk.ru」は「世界記録保持者がトルソワに続いて移籍した:そのベロニカ・ジリナって誰?」の見出しで有望選手が移籍したことを伝えている。

 記事ではこう続けられている。

「フィギュアスケート界におけるこの1週間は多くのスケーターやコーチ、大きなアカデミーにとって急転の1週間なった。エテリ・トゥトベリーゼ氏のグループからアレクサンドラ・トルソワが去り、彼女に続いてセルゲイ・ロザノフ氏と11歳のベロニカ・ジリナがプルシェンコ氏のアカデミーに移籍したのだ」

 トルソワに続いて、コーチのロザノフ氏もともに移籍することを伝え、さらに11歳のジリナが移籍したと報道。15日に12歳となるジリナは、3月に練習で3回転アクセルを成功させた。記事によると、昨年10月の練習中に4回転サルコウを、12月の大会で4回転トゥループにも成功。ロシア国内で人気のフィギュアスケート番組に出演するなど広く知られているという。ジリナについて、こう説明している。

「『チーム・トゥトベリーゼ』のインスタグラムのアカウントでは頻繁にジリナのスーパージャンプの動画が投稿されていた。彼女の武器の中には、4回転トゥループ、4回転サルコウ、そして3回転アクセルがある。彼女は2019年に行われた公式大会で4回転トゥループを跳ぶことによってトルソワの持つ記録を破った。現在は彼女が世界記録保持者だと呼ばれる資格がある」

ジリナの移籍は「ロザノフ氏が理由で去ることを決めた」

 トルソワの移籍について、ロシアの報道ではトゥトベリーゼ氏が別の選手につきっきりになる“愛情不足”を指摘されていたが、ジリナが続いた理由があるという。記事ではこう続けられている。

「1日の間に『フルスタリヌイ(モスクワにのスケート場)』から4人が去った:トルソワ、コーチのロザノフ氏、ベロニカ・ジリナとその妹、アリョーナ・ジリナ。非公式な情報によると少女たちはロザノフ氏が理由で去ることを決心したという」

 ジリナにとってロザノフ氏は主要コーチの一人だという。同氏は、アリーナ・ザギトワやエフゲニア・メドベージェワらの指導に関わってきたコーチ。トルソワと同氏が一緒に移籍したことで、ジリナも後に続いたようだ。

 11歳にして2種類の4回転ジャンプを跳んだことのあるジリナ。次々と逸材を輩出するロシアでは、トルソワに続いて有望選手がプルシェンコ門下生となったようだ。(THE ANSWER編集部)