プロ野球の珍プレーといえば、いまから40年近く前に起こった「宇野ヘディング」を思い起こす人も多いだろう。
韓国プロ野球では昨年、宇野の珍プレーを超える!?「ヘディングからのキャッチ」が起こり、衝撃映像として世界へと発信された。年が明け、新型コロナウイルスの影響で世界的に野球が開催できなくなると、過去の試合やプレーがメディアで紹介される機会が増えた。野球のヘディング動画には、再び関心が寄せられているという。
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韓国でのヘディングは、19年6月5日に行われた韓国ロッテ対ハンファ(蔚山)の一戦で起こった。8回1死走者なしの場面で、ショートの後方へ上がった飛球をロッテのシン・ボンギが落下地点に到達しながら、構えたグラブにボールが収まらず、頭に直撃。だが、はね返ったボールをカバーに入っていた左翼手がキャッチし、アウトにしてしまった。
ポジションが同じショートで背番号7、打球の上がった方向、見事なまでのヘディング・・・。打球直撃までは、1981年8月26日の巨人対中日戦(後楽園)で見せた中日宇野勝の珍プレーをほうふつとさせた。
しかし、結末が大きく違った。宇野が「ヘディング」したボールはグラウンドを転々する間に失点してしまい、ピッチャーの星野仙一がグラブをたたきつけて激怒した。
ところがシン・ボンギは味方のナイスカバーに助けられ、ミスは帳消し。かなりの高さから落下した硬式球の衝撃で、痛みがあったはずだが、ボンギは「頭? なんともないよ」と笑ってベンチへ戻った。
メジャーリーグでは「ヘディングからの本塁打」という伝説の珍プレーがある。強打の外野手として活躍したホセ・カンセコ(当時レンジャーズ)が1993年5月26日、インディアンス戦で打球を見失い、フェンス際でボールが頭を直撃。はね返りが、あろうことかフェンスを超え、本塁打をアシストしてしまった。試合後、プロサッカーチームからオファーが届いた!?というジョークとともに伝えられている。
コロナ対策が続く日本や米国より早く、韓国のプロ野球は5月5日に開幕した。熱戦が繰り広げられており、「ヘディング」級の衝撃プレーが海を越えて届くかも?
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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