テニスの世界ランキング1位であるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ロックダウンの期間中をスペインのマルベーリャで過ごしている。最近になってスペインではアスリートたちのトレーニングを許可したが…

テニスの世界ランキング1位であるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ロックダウンの期間中をスペインのマルベーリャで過ごしている。最近になってスペインではアスリートたちのトレーニングを許可したが、プロスポーツ施設の使用はまだ許可されていなかった。ところが、ジョコビッチがマルベーリャのテニスクラブでコートを使用している動画が公開され、ロックダウンの規則に違反しているのではないかと議論を呼んだ。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。

直後にテニスクラブ側が、ジョコビッチにトレーニングの許可を与えてしまったことを発表。スペインでは、5月11日以降にプロアスリートたちのトレーニングが許可されている。テニスクラブ側は、誤解からジョコビッチにトレーニングを許可してしまったことを謝罪した。

以下がテニスクラブ側の声明である。「我々はプロアスリートのトレーニングが許可されたと考え、ジョコビッチ氏に施設の使用を認めました。その後、テニス連盟から話があり、施設の使用は5月11日まで待たなければならないと伝えられたのです」

「我々はこれをジョコビッチ氏に伝え、トレーニングは新たに5月11日から再開することで同意しました。我々の誤解により、まったく規則違反の意図はなかったジョコビッチ氏にご迷惑をおかけしたことを悔いています」

ジョコビッチは3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」が中止となって以来、テニスをプレーしていない。今季ジョコビッチは「ATPカップ」「全豪オープン」「ATP500 ドバイ」で優勝、シングルスで未だ無敗だ。

17回のグランドスラム優勝者であるジョコビッチは、先日祖国セルビアでテニスの大会を再開する提案をした。シニアレベルでは6つの大会を、そしてジュニアの大会も開催する。ジョコビッチは、助けが必要なら援助する意図も示した。

そしてセルビアでの大会開催の際には、健康と安全に細心の注意を払うことも呼びかけている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATP500ドバイ」でのジョコビッチ

(Photo by Tom Dulat/Getty Images)