BBC sportが実現するなら見てみたいビデオチャットの組み合わせとして、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ、そしてテニスからラファエル・ナダル(スペイン)とニック・キリ…

BBC sportが実現するなら見てみたいビデオチャットの組み合わせとして、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ、そしてテニスからラファエル・ナダル(スペイン)とニック・キリオス(オーストラリア)を挙げた。

それを受けてキリオスはナダルにInstagramライブを一緒にやろうと呼びかけたが、いくらかは予想されていた通り、ナダルはその提案を却下した。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。ナダルが断った理由は「世代の違い」。キリオスの方は、やる気満々で「ラファ、Instagramライブを一緒にやろうぜ」とコメントしていた。だがナダルは乗り気ではなく、「世代の差」があるからキリオスは楽しくないのではないかと感じていた模様。ナダルは、同世代の相手との方がキリオスは楽しいだろうと説明した。

ナダルはインタビューで「ニックとライブチャットをするのが嫌なわけじゃない。でも僕らは世代が違うから、彼はもっと年も、性格も似た誰かとの方が楽しいんじゃないかな」と語った。

ナダルとキリオスは2014年「ウィンブルドン」での初対戦から、苦い関係にある。

グランドスラム19回優勝のナダルは、2019年「ATP500 アカプルコ」での敗戦後、キリオスは「観客と対戦相手への敬意を欠いている」と批判。それに対しキリオスはナダルを「超負け惜しみ」と返した。

その後二人は2019年「ウィンブルドン」でも対戦し、ナダルがリベンジを果たして勝利。だが試合中、ナダルがボレーを狙っていた時に、キリオスはナダルの体に直撃するような球を返した。しかもキリオスはそれを謝罪するどころか「彼が胸でボールを受けたってなんてことないだろ」と開き直ったのだ。

ナダルとキリオスのライブチャットが見られたら、テニスファンにとって実に興味深いものとなる違いない。だが、残念ながらその実現は難しそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年の「全豪オープン」でのナダル(左)とキリオス(右)

(Photo by Jonathan DiMaggio/Getty Images)