バックハンドボーイズの復活はありえるのか?少なくとも、Instagram上では実現したようだ。ロジャー・フェデラー(スイス)、トミー・ハース(ドイツ)、そしてグリゴール・ディミトロフ(ブルガリ…

バックハンドボーイズの復活はありえるのか?少なくとも、Instagram上では実現したようだ。ロジャー・フェデラー(スイス)、トミー・ハース(ドイツ)、そしてグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)の3人は、2017年の「ATP1000 インディアンウェルズ」でアメリカのロックバンド、シカゴの「素直になれなくて(Hard To Say I’m Sorry)」をカバーした。3人が得意とする美しい片手バックハンドストロークのスイングを振付けに取り入れていて話題となったパフォーマンスの動画は、フェデラーらのInstagramで100万回以上再生された。

先日ディミトロフは、新型コロナウイルス流行の影響で大会の中止や延期が続く中、試合の日々を恋しく思っていることをInstagramで明かした。するとフェデラーとハースがこれに素早く反応、以前カバーした名曲の歌詞を引用してコメントした。

「誰もがほんの少し離れる時間が必要だ」とハースは書いた。

「恋人たちだって休息が必要だ」とフェデラーが加えた。

「日が経つにつれ、いかに自分が試合を恋しく思っているか、つい考えてしまう。24年間で初めて、先が不確かであることの怖さを感じている」とディミトロフは投稿。

「準備期間が恋しい。スタジアムまで運転していく時間が恋しい。センターコートで自分の名前が呼ばれた時の心臓の鼓動、試合用の顔を作った瞬間、世界が止まったように感じ、チャンスを掴むことだけを考える、あの瞬間が恋しい」

「このスポーツに本当に感謝している。僕が欲しいものをすべて与えてくれて(イライラすることもあるけれど)、いつも競技以上のことを教えてくれる。僕に挑戦してくるんだ!ありがとう!テニス、君が恋しいよ!」

ディミトロフは、若い頃にすべてのこと、苦しい時でも継続することを教えてくれた両親に感謝の意を示した。そして「僕たちはこの期間から学びを得て、以前より良い人間になれるはずだ。自分たちを愛し、お互いに優しくなろう」と書いた。「すべての人に愛と支援を!共に乗り越えよう」

※写真は2018年フェデラー(左)とハース(右)

(Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com