テニス世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、ロックダウンの期間をアメリカのフロリダ州で過ごしている。サドルブルック・テニスアカデミーの近くに滞在しており、一日に3度トレーニ…

テニス世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、ロックダウンの期間をアメリカのフロリダ州で過ごしている。サドルブルック・テニスアカデミーの近くに滞在しており、一日に3度トレーニングを行うことができ、ジムも利用している。ズベレフが語った改善すべき目標について、ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。ズベレフはセカンドサーブが安定せず、そのために数え切れないほどのダブルフォールトを犯してしまっている。テニスが中断している現在、ズベレフはサーブに取り組むことを決心している。さらに、彼の持ち味であるバックハンドもより強化したいと語った。

「テニスに関しては、もっと積極的なプレースタイルを身につけたい。コートで長いラリーに耐えることはできる。でも、もっとネットに出たいし、バックハンドとサーブも改善したい」とズベレフは語った。

「技術的なことは、よく兄のコーチと練習するよ。彼はとにかくテニスに詳しくて物知りだから。トレーナーのジェズ・グリーンは統計や映像をたくさん見せてくれる」

ズベレフはダブルフォールトがかなり多いことで知られている。例えば2019年の「ATP1000 シンシナティ」では、1試合でなんと20回ものダブルフォールトを記録した。

「何の前触れもなく、去年はサーブが課題になった。その前はサーブに問題を抱えたことなんてなかった。以前はいつでも自分のリズムを保てていたんだけど、去年からちょっと、サーブがうまくいかなくなると、どうにもならない感じになっている」とズベレフ。

さらに、2019年のズベレフは、チーム運営でも問題に直面していた。元世界1位のイワン・レンドル(アメリカ)が1年以上ズベレフのコーチを務めていたが、突如としてズベレフ陣営を離れ、ズベレフは彼の辞任についてSNSを介して知ることとなった。

「これは全部、去年起こった問題と関係している。でも、今年の“全豪オープン”を見ればわかるだろう。サーブがうまく打てている時は、僕は現役最高の選手の1人だ。でもサーブがうまくいかない時は、多くの選手に負けてしまいかねない」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのズベレフ

(Photo by TPN/Getty Images)