再び神宮に球音が響く日を夢見て。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕延期を余儀なくされた東京六大学春季リーグ戦。4月11日に開幕していたら、果たしてどんな布陣で戦っていたのか――。本紙では3月中の取材を基に、田中武宏新監督(昭59文卒)率いる今季のチームを分析していく。

~投手編③~

 森下暢仁選手(令2政経卒・現広島東洋カープ)、伊勢大夢選手(令2営卒・現横浜DeNAベイスターズ)と近年のチームを支えた2人が抜けた投手陣。だが、その裏で着実に力を磨いてきた好投手たちがまだまだ残っている。

・髙橋聖人投手(商3=小諸商)

172センチ・86キロ 背番号:17

役割予想:救援

マウンドでの存在感が年々増している

昨季:2試 0勝0敗 防御率0.00

通算:5試 0勝0敗 防御率0.00

 昨秋は2季ぶりのリーグ戦登板を果たし無失点と、結果を残した髙橋。球威のある直球は入学当初からの武器だが、加えて変化球の精度をこの2年間で上げてきた。「投球の幅が広がった」と本人の手応えも十分。新生明大投手王国の一角を担う準備は整っている。

 ・西城愁太投手(営3=東北学院)

180センチ・74キロ 背番号:31

役割予想:救援

リーグ戦初登板なるか

昨季:登板なし

通算:登板なし

 宮城県東北学院高出身の右腕・西城。この2年間リーグ戦登板はないが、1年次秋以降の新人戦では7試合に登板と、着実に経験を積んできた。上級生へと上がり、いきなり訪れたチャンス。勝ち取った〝31〟を背にリーグ戦初登板を目指す。

・磯村峻平投手(文3=中京大中京)

178センチ・86キロ

役割予想:救援

貴重な左腕として磯村の存在は欠かせない

昨季:登板なし

通算:14試 2勝1敗 防御率1.35

 18年秋の登板なしから復活を遂げ、6試合で防御率1.86と昨春のリーグ優勝に貢献した磯村。しかし、昨秋は再び登板なしに終わった。今春も開幕時のベンチ登録選手からは外れたが、実績十分の左腕が主戦場に戻ればチームにとって大きな武器となることは間違いない。

[小野原琢真]