プロ野球はイースタン、ウエスタンの両リーグが9月末で全日程を終了し、3日から「みやざきフェニックス・リーグ2016」がスタートしている。今季、主に2軍で活躍し、2017年シーズンでブレークが期待される選手は――。今季の成績から各球団1選手ず…

プロ野球はイースタン、ウエスタンの両リーグが9月末で全日程を終了し、3日から「みやざきフェニックス・リーグ2016」がスタートしている。今季、主に2軍で活躍し、2017年シーズンでブレークが期待される選手は――。今季の成績から各球団1選手ずつを挙げてみたい。

■G岡本はリーグ2位の18本塁打、DeNA白根はリーグトップの118安打

 プロ野球はイースタン、ウエスタンの両リーグが9月末で全日程を終了し、3日から「みやざきフェニックス・リーグ2016」がスタートしている。今季、主に2軍で活躍し、2017年シーズンでブレークが期待される選手は――。今季の成績から各球団1選手ずつを挙げてみたい。

【セ・リーグ】

〇広島
野間峻祥外野手(23)

 村野工、中部学院大から14年ドラフト1位で広島入り。今季ウエスタンでは86試合出場でリーグ2位の106安打、リーグ4位の打率.299、7本塁打、43打点、リーグ3位タイ20盗塁をマークした。プロ1年目の15年は1軍で127試合出場したものの、今季は21試合出場にとどまった。

〇巨人
岡本和真内野手(20)

 智弁学園から14年ドラフト1位で巨人入り。今季イースタンでは96試合出場で94安打、打率.261、リーグ2位の18本塁打、リーグ1位の74打点をマークした。今夏のフレッシュオールスターではMVPを獲得し、今月1日のファーム選手権・ソフトバンク戦(宮崎)でもMVPに選出された。1軍では15年は17試合出場でプロ初本塁打を放ったものの、三塁の定位置奪取が期待された今季は3試合出場にとどまった。現在はフェニックス・リーグからCSに向けて1軍合流している。

〇DeNA
白根尚貴内野手(23)

 開星から11年ドラフト4位でソフトバンク入り。今季からDeNAに加入した。イースタンではリーグ最多120試合出場し、リーグ1位の118安打、打率.269、10本塁打、58打点をマークした。23二塁打はリーグ1位タイ。今季1軍デビューして3試合出場したものの、初安打はお預けとなった。

■阪神・陽川は打撃2冠

〇阪神
陽川尚将内野手(25)

 金光大阪、東農大から13年ドラフト3位で阪神入り。今季ウエスタンでは78試合出場し、14本塁打、62打点の打撃2冠。打率は.301だった。1軍デビューした今季は29試合出場、打率.167、2本塁打、4打点だった。

〇ヤクルト
山崎晃大朗外野手(23)

 青森山田、日大から15年ドラフト5位でヤクルト入り。イースタンでは100試合出場、93安打、打率.251、2本塁打、33打点。38盗塁、61四球は共にリーグ1位。出塁率.358、19犠打はリーグ2位だった。今季1軍では7試合出場、打率.167だった。

〇中日
金子丈投手(23)

 大阪学院、 大商大から14年ドラフト9位で中日入り。今季ウエスタンではリーグ2位の50試合に登板し、2勝2敗7セーブ、防御率3.35だった。1軍では昨季10試合登板、防御率3.95だったが、今季は1試合登板にとどまった。

【パ・リーグ】

〇日本ハム
新垣勇人投手(30)

 国士舘高、横浜商大、東芝から12年ドラフト5位で日本ハム入り。今季イースタンでは21試合登板でリーグ2位タイの9勝(2敗1セーブ)をマーク。防御率2.54だった。1軍では15年にプロ初勝利を挙げたものの、今季は4試合登板、0勝0敗、防御率3.86だった。

〇ソフトバンク
塚田正義外野手(27)

 古河一、白鴎大から11年ドラフト3位でソフトバンク入り。今季ウエスタンではリーグ最多116試合出場、リーグトップ124安打、打率.30466で2位の猪本健太郎と僅差でリーグトップ。1軍では15年に12試合出場したものの、今季は1試合出場にとどまった。

■ロッテ、西武、楽天、オリックスは…

〇ロッテ
金森敬之投手(31)

 東海大菅生から03年ドラフト6巡目で日本ハム入り。12年に戦力外通告を受け、13年は四国IL・愛媛でプレー。14年に育成選手としてロッテ入り。同6月に支配下登録された。イースタンではリーグ3位の48試合登板し、2勝4敗17セーブ。セーブ王に輝いた。14年は10試合登板、15年は16試合登板したものの、今季は1試合登板にとどまった。

〇西武
外崎修汰内野手(23)

 弘前実、富士大を経て14年ドラフト3位で西武入り。イースタンでは56試合出場、打率.293、リーグ9位の12本塁打、31打点。1軍では15年43試合出場、16年37試合出場で共に打率1割台だった。

〇楽天
中川大志内野手(26)

 愛知・桜丘から08年ドラフト2位で楽天入り。イースタンでは85試合出場、打率.287、9本塁打、56打点。打率リーグ1位(※首位打者は規定により打率.342のロッテ井上晴哉)、打点はリーグ6位だった。1軍では15年に62試合出場、16年に22試合出場したが、共に打率2割台前半だった。

〇オリックス
奥浪鏡内野手(21)

 創志学園から13年ドラフト6位でオリックス入り。大きな体でリストが柔らかく、大きな打球を飛ばす魅力がある。今季ウエスタンでは87試合出場、打率.223、4本塁打、25打点。1軍では今季15試合出場し、打率.265、0本塁打、1打点だった。