「彼がどれだけシカゴという街で勝利を収めたかったかを私は知ってる」と発言


 5月4日(現地時間3日)。シカゴ・ブルズの一員として、1991年から93年にかけて3連覇を達成した主力の1人、BJ・アームストロング(元ブルズほか)が『NBC Sports Chicago』のポッドキャスト“The Bulls Talk Podcast”に出演した。

 アームストロングはブルズでプレーした後、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、シャーロット・ホーネッツ、オーランド・マジックでプレーし、現役最後となった99-00シーズンにブルズへ帰還し、キャリア11シーズンに幕を下ろしたポイントガード。

 通算747試合(うち先発は341試合)に出場し、平均23.8分9.8得点1.8リバウンド3.3アシストに3ポイント成功率42.5パーセントを残し、94年にはオールスター出場を果たしたアームストロングは現在、ワッサーマンで代理人を務めている。

 NBA選手のクライアントにはジャベール・マギー(ロサンゼルス・レイカーズ)、エマニュエル・ムディエイ(ユタ・ジャズ)、ビスマック・ビオンボ(ホーネッツ)といった選手たちがいるのだが、最も知名度があるのはデリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)だろう。

 イリノイ州シカゴで生まれ育ったローズは、メンフィス大学1年次終了後にアーリーエントリーし、08年のドラフトでブルズから全体1位指名されると、ルーキーイヤーから主力として活躍。

 キャリア3年目となった2010-11シーズンにはブルズをリーグトップの62勝20敗へと導く殊勲者となり、ローズ自身もキャリアハイの平均25.0得点4.1リバウンドに7.7アシスト1.0スティールをマークし、史上最年少でシーズンMVPに輝いた。

 翌11-12シーズンも平均21.8得点3.4リバウンド7.9アシストをマークしたものの、12年のプレーオフで左ひざ前十字靱帯を断裂。12-13シーズンを全休し、満を持して復帰したものの、その後も相次ぐ膝のケガがローズを襲い、15-16シーズン終了後にニューヨーク・ニックスへトレードされた。

 代理人としてローズを見てきたアームストロングは言う。

「彼は決して、シカゴからトレードされることを望んではいなかった。シカゴという街を愛しているんだ。彼にとって、シカゴは今後もずっとホームなんだ。彼がどれだけシカゴという街で勝利を収めたかったかを私は知ってる。彼こそがシカゴなんだ」。

 新型コロナウイルスの影響により、シーズン中断となった時点で、今季のローズは平均26.0分18.1得点2.4リバウンド5.6アシストを記録。平均得点とアシストはここ7シーズンで最も高く、フィールドゴール成功率49.0パーセントはキャリアハイと、ローズはミドルレンジゲームとジャンパーに磨きをかけて進化を遂げている。

 ピストンズとの契約は来季まで残っているものの、31歳のローズが今後古巣かつ故郷のシカゴへと凱旋し、ブルズのユニフォームに再び袖を通す可能性は十分あるだろう。