「PFPの日」に昨年11月のWBSS決勝などをスカイ・スポーツが再放送 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で興行延期が続いているボクシング界。英衛星放送「スカイ・スポーツ」では3日に「パウンド・フォー・パウンド(PFP)の日」と題して、ボク…

「PFPの日」に昨年11月のWBSS決勝などをスカイ・スポーツが再放送

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で興行延期が続いているボクシング界。英衛星放送「スカイ・スポーツ」では3日に「パウンド・フォー・パウンド(PFP)の日」と題して、ボクシング界の頂点に君臨する猛者を特集している。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝も再放送された。

 昨年11月にノニト・ドネア(フィリピン)と激闘を繰り広げたWBSS決勝。「パウンド・フォー・パウンドの日、ナオヤ・イノウエ スカイ・スポーツ・アクションにて独占放送中」と告知していたのは、スカイ・スポーツのボクシング版公式ツイッターだった。

 放送されたチャンネルは「スカイ・スポーツ・アクション」。WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード、WBC&IBF世界同級王者エロール・スペンス・ジュニア(ともに米国)、4階級制覇王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)の試合とともに、各国メディアなどで2019年の年間最高試合に選出された井上対ドネアの名勝負を再放送した。

 英国でもPFPの一角としてすっかり認知された井上。スカイ・スポーツのボクシング版公式ツイッターのコメント欄には、海外ファンの称賛の声が相次いでいる。

「この青年は世界で最もエキサイティングなファイターだ。他の世界王者相手に楽勝続き。常にKOを狙っている」
「PFPの評価ではロマチェンコの下だが、イノウエはPFPの王座を見据えるファイターの中で、断然、最も危険でエキサイティングなボクサーだ」
「これは名勝負だ」

「ドラマ・イン・サイタマ」の異名も付けられた伝説の一戦の再放送。外出自粛でおうち時間を過ごすファンにとって、モンスターの試合は英国でも求められているようだ。