東京・有明で開催されている「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月3~9日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額136万8605ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのガエル・モンフィス(…

 東京・有明で開催されている「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月3~9日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額136万8605ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第2シードのガエル・モンフィス(フランス)が、足首の故障を克服して同胞のジル・シモンを6-1 6-4で下し、準々決勝に進出した。  第2セットで、足首を故障しトレーナーを呼んだとき、モンフィスは1-4でリードを奪われていたが、治療後の彼は5ゲームを連取した。 「どういうわけか、治療を終えて戻ったとき、ショットの具合がよりよくなった。もしかすると、(治療前にはケガのせいで)不安に駆られていたからかもしれない」とモンフィスは言った。  モンフィスは次の準々決勝で、第7シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。ビッグサーバーのカルロビッチは、ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)を7-6(9) 7-6(5)で下した試合で、24本のサービスエースを記録した。彼は東京でここまでプレーした5セットのすべてで、タイブレークに突入している。  「昨年には多くのタイブレークで負けていたんだが、今年の僕はタイブレークのときによりリラックスしている。パニックにならないよう努めているんだよ」とカルロビッチ。「今日の僕のゲームプランは、いつもより頻繁にネットに出るというものだったが、うまく機能しなかったから、より後ろから戦わなければならなかった」。  2011年以来の対決となった今年7月のワシントンで、モンフィスはカルロビッチを倒している。  カルロビッチは、「ワシントンで僕は1セットを取り、さらにワンブレークでリードしていたんだ」と言った。「僕は技術的にすごくうまくやっていた。ボールをハードヒットしてね…。彼はそういうのが好きではないようで、やりにくそうだったよ。同じことをこの大会でもやって、今度はしっかり勝ちきることができたら、と願っている」。  また、ジル・ミュラー(ルクセンブルグ)もマルコス・バグダティス(キプロス)を6-3 6-4で下し、対ニック・キリオス(オーストラリア)の準々決勝へ駒を進めた。キリオスは、ラデク・ステパネク(チェコ)が背中の故障を理由に棄権したため、不戦勝で準々決勝へ進んだ。  水曜日の2回戦を故障のため途中棄権した第1シードの錦織圭(日本/日清食品)は、来週の上海マスターズへの出場を取り消した。彼は変わらず、シーズン末にロンドンで行われるツアー・ファイナルズでプレーできるよう願っている、とコメントを発表した。 「検査の結果、僕は左臀部の筋肉を痛めたことがわかった」と錦織。「医師は少なくとも10日間の休息をとり、しっかりとリハビリを行うようにと言っている。僕はコートに戻り、シーズン末に準備が整っているようにするため、全力を尽くすつもりだ」。(C)AP