テニス界の男子ダブルス史上最強チームと言われている双子のマイク・ブライアン(アメリカ)とボブ・ブライアン(アメリカ)のブライアン兄弟は、4月29日に42歳の誕生日を迎えた。二人はそのお祝いに特…

テニス界の男子ダブルス史上最強チームと言われている双子のマイク・ブライアン(アメリカ)とボブ・ブライアン(アメリカ)のブライアン兄弟は、4月29日に42歳の誕生日を迎えた。二人はそのお祝いに特別なInstagramライブを開催。そこには20人の友人たちも参加した。テニス関連ウェブメディアBaselineが報じている。

彼らは子供たちのためのチャリティー基金のために4万2千ドル(約450万円)を集めることを目標にしていた。ライブの初め、マイクはすでに最高のバースデープレゼントを受け取った、と報告。つい数日前に息子が誕生したのだ。

「ボブにはもう3人子供がいるけど、ちょっと追いついてきた。3セット取られて1セット取り返した感じだね」とマイク。

参加したゲストの中には、同じプロテニス選手であるアンディ・マレー(イギリス)やココ・ガウフ(アメリカ)、元プロテニス選手のトミー・ハース(ドイツ)やグスタボ・クエルテン(ブラジル)らの他に、歌手のジュエルやジェイムズ・ヴァレンタインらもいた。

ライブに参加した27歳のライアン・ハリソン(アメリカ)は、自分は14歳でプロになったからブライアン兄弟と同じぐらい長いキャリアだ、と冗談を言った。ブライアン兄弟は1998年に大学卒業後にプロに転向、今年の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)後に引退を予定していた。兄弟はツアーが再開し「エンジンをかけ直す」のが待ちきれない、と話したが、2021年もプレーを続けるかについては決めていない。

ゲストとして出演したシングルス元世界8位でマイクとダブルスを組んで優勝したこともあるジャック・ソック(アメリカ)は、結婚式の予定を明かした。ソックは今年の12月12日に、金髪美人モデルの恋人Lauren Littleさんと、サウスカロライナ州チャールストン近郊のリゾート地、キアワ・アイランドで結婚するそうだ。

いずれもアメリカ期待の若手であるライリー・オペルカ(アメリカ)とルームメイトのトミー・ポール(アメリカ)はフロリダ州キービスケーン近くのボートの中から電話でライブに参加。オペルカは自分とポール、そしてテイラー・フリッツ(アメリカ)にとって、プライアン兄弟とともにファイナルズ進出を勝ち取った今年3月の「デビスカップ」は、これまでのキャリア最大の思い出だ、と語った。

アメリカで行われているテニスのチーム対抗リーグ、ワールド・チーム・テニス(WTT)のCEOであるCarlos Silva氏は、アメリカでシャットダウン前に行われた最後のプロテニスのイベントがWTTであり(3月1日にWTTセレブリティ・オールスターマッチが開催された)、シャットダウン終了後に最初に開催される大会となることを願っている、と述べた。

ボブの妻ミシェルさんはジュエルの大ファンなので、ライブにジュエルが登場した時には参加せずにいられなかった。ジュエルは、この隔離期間をただ生き延びるだけなく、楽しむためのポジティブな思いを話した。

※為替レートは2020年5月1日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年オーストラリアでのブライアン兄弟

(Photo by Sam Tabone/Getty Images)