1986年、タイソンが20歳5か月で世界ヘビー級王者となった試合に米再注目 元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)。圧倒的な強さで世界のボクシングファンを沸かせた男に、「ボクシングの聖書」と呼ばれる米専門誌「ザ・リング」が再注目…

1986年、タイソンが20歳5か月で世界ヘビー級王者となった試合に米再注目

 元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)。圧倒的な強さで世界のボクシングファンを沸かせた男に、「ボクシングの聖書」と呼ばれる米専門誌「ザ・リング」が再注目している。34年前、当時WBC世界ヘビー級王者だったトレバー・バービック(カナダ)に2回TKO勝ち。20歳5か月という史上最年少で世界ヘビー級王者となった。当時のKOシーンを「ザ・リング」が公開すると、ファンからは「歴史的な試合」「子どもの頃から1番好きなマッチ」などと多数の反響が寄せられている。

 強烈な一撃で王座を掴んだ。2回、体を密着させた状態から、タイソンが放ったパンチで距離ができた。次の瞬間、タイソンの強烈な左フックが顔面をとらえた。少し間をおいて、後ろ向きに倒れたバービック。立ち上がろうとするが足はフラフラで尻もちをついてしまった。再度起きようと試みたが、またも転倒。レフェリーが試合終了を伝えた。

 喜ぶタイソンとは対照的に、関係者に脇を抱えられてリングの外へ向かうバービックの姿からダメージの大きさが伝わってくる。「ボクシングの聖書」と呼ばれる権威を持つ「ザ・リング」の公式インスタグラムは、1986年11月に米ラスベガスで行われた一戦の動画を公開。若きタイソンの衝撃KOに、ファンからは多数のコメントが寄せられている。

「この上から映像で試合をフルに見ることを想像してみて」
「一発でノックダウン……」
「この男を倒すだけでは物足りず、打ちのめそうとした。愛しい男だよ、マイク!!!」
「ワイルダーは決してヘビーウェイトで強烈な一撃を与えなかった」
「朝飯前」
「歴史的な試合」
「うれしくて見るのがつらい」
「今でも1番好きな試合」
「子どもの頃から1番好きなマッチだ」

 試合から今年で34年。タイソンの初戴冠の試合は、リング誌にとっても衝撃の出来事だったようだ。(THE ANSWER編集部)