ニック・キリオス(オーストラリア)は、グランドスラムの大会を無観客で行うという考えをばっさり切り捨てたと、豪ニュースサイトnine.com .auが伝えた。「全米オープン」関係者は、8月31日開始予定の同大会を観客無しで開催することは「極め…

ニック・キリオス(オーストラリア)は、グランドスラムの大会を無観客で行うという考えをばっさり切り捨てたと、豪ニュースサイトnine.com .auが伝えた。「全米オープン」関係者は、8月31日開始予定の同大会を観客無しで開催することは「極めて考えにくい」としている。一方、「全豪オープン」主催者は、新型コロナウイルス大流行を受けて「あらゆる可能性を模索」していると表明した。

声明の中で「全豪オープン」責任者であるクレイグ・タイリー氏は、「このような非常事態にあっては、状況に素早く対応し、幅広い選択肢を模索する大掛かりな計画が必要とされる」と述べた。

「環境の変化に対応できる準備が必要だ。一つのコミュニティとして、可能な限り早くかつ安全にこのパンデミックを乗り切りたいと願っているのは言うまでもない」

オーストラリアは、他国に比較してもかなりウイルスの感染拡大を抑え込んでいるため、2021年の「全豪オープン」を無観客で開催する必要はないように思われる。だがもし無観客での開催となった場合には、キリオスは「出場しない」と述べた。

SNS上に投稿された動画の中で、ジュニアの頃ダブルスを組んでいた同胞のタナシ・コキナキス(オーストラリア)に、無観客のグランドスラム大会に出場するかと聞かれたキリオスは「100%ない」と答えている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのキリオス

(Photo by Fred Lee/Getty Images)