「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月3~9日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額136万8605ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードの錦織圭(日清食品)はジョアン・ソウザ…

 「楽天ジャパンオープン」(ATP500/本戦10月3~9日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/賞金総額136万8605ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、第1シードの錦織圭(日清食品)はジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦したが、第1セット4-3とリードした第8ゲーム途中で棄権した。

 試合後の会見によると、第3ゲームの最後のポイントで臀部に痛みが出たという。「それまでまったく痛みはなかった。どのショットかはわからないですけど、急に痛みが出た」と錦織が口にした。

 その最後のポイントを獲って3-0としたが、直後にメディカルタイムをとって治療を受けた。4-0とさらにリードを広げたものの、表情は厳しく、4-3と迫られた第8ゲーム途中でついに棄権を選択した。

 「すべて順調だった。徐々に来た痛みではなく、急に来た痛みなので…どうしようもないですね。大事なジャパンオープンでリタイアという最悪の結果になってしまって…」

 夏場からの疲れを指摘する声もあったが、「トレーニングで追い込めていたし、体力的にはほほぼベストだった。ちゃんと準備もできていたので」と否定。「これほどの臀部の痛みは初めて。検査して回復ぶりを見ないと今は何とも言えない。まだあまり信じられない」と語った。

(テニスマガジン/Tennis Magazne)

※トップ写真は、2回戦を戦う錦織圭