日本時間24日、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)がTwitterを更新。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のコーチであるパトリック・ムラトグルーとともに、世界100位以下の選手を支援…

日本時間24日、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)がTwitterを更新。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のコーチであるパトリック・ムラトグルーとともに、世界100位以下の選手を支援するための基金を設立したことを発表した。

ムラトグルーは欧州最大のムラトグルーテニスアカデミーの代表を務めており、チチパスもここを拠点としている。

2人が作った「Beyond 100 Support」のサイトでは、チチパスの私物や、ムラトグルーの指導を受ける権利の他、「ATPカップ」のチケットなどがオークションとして出品されており、寄付もできる。

このサイトで集まった資金は、世界100位以下のATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)の選手たちへの支援に使用される。現在テニスツアーは少なくとも7月12日までは中断することが決まっており、下位ランクの選手たちにとっては経済的にも厳しい状況が続いている。

基金の設立についてチチパスは「トップ10の最年少選手として、テニスの未来を助ける責任があると感じている。ATPとWTAのトップ100以下の選手たちの持続的な活動がいかに危機にさらされているか、また、特にテニスイベントが開催されていないこの状況でプロテニスで生計を立てることがいかに難しいかを理解している。"Beyond 100 Support "の設立を通して、仲間の選手たちが後に続いて動いてくれることを望んでいる」とコメントしている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのチチパス

(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)