2007年7月7日のダルチニャン戦、世界初挑戦で左フックのカウンター炸裂 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、世界初挑戦で放ったカウンターの衝撃的な左フックに注目が集まっている。WBC公式インスタグラムが13年前の動…

2007年7月7日のダルチニャン戦、世界初挑戦で左フックのカウンター炸裂

 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、世界初挑戦で放ったカウンターの衝撃的な左フックに注目が集まっている。WBC公式インスタグラムが13年前の動画を公開。王者を粉砕する恐怖の一撃に、ファンから「最高に爽快なKO」「電光石火のフック」と反響が集まっている。

 米国のファンに鮮烈なインパクトを与えた。5回だ。踏み込んできたサウスポーに対し、ドネアは小さなモーションから左拳を振り抜く。ガードの空いた相手にカウンターのフックをぶち込み、王者は力なく崩れ落ちた。動画はコーナーから、背後から、そして頭上から映したアングルで振り返っている。TKO勝ちで王座奪取。恐ろしさが強く伝わってくるシーンだ。

 2007年7月7日にIBF世界フライ級王者ビック・ダルチニャンと対戦。当時28戦全勝でフライ級最強の呼び声が高かった王者に対し、プロ19戦目で世界初挑戦だった24歳のドネアは圧倒的不利と予想されていた。「フィリピンの閃光」と称されるようになった左フックを5回に見舞ったシーン。WBCが動画付きで「KOオブ・ザ・イヤー2007」と投稿すると、ファンから称賛のコメントが集まっている。

「最高に爽快なKO」
「電光石火のフック」
「ダルチニャンはハードパンチャーだがスタイルが良くなかった」
「ドネアがいつだって最高のボクサーだと本当に思うよ」
「ドネアの左フックは野獣」

 初戴冠を果たし、フェザー級まで5階級制覇の偉業を成し遂げたドネア。本場のファンを震撼させる王座奪取だったようだ。(THE ANSWER編集部)