中国・北京で開催されている「チャイナ・オープン」(ATP500プレミア/10月1~9日/賞金総額291万6550ドル/ハードコート)のシングルス1回戦で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第1シードのアンディ・マレー(イギリス…

 中国・北京で開催されている「チャイナ・オープン」(ATP500プレミア/10月1~9日/賞金総額291万6550ドル/ハードコート)のシングルス1回戦で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第1シードのアンディ・マレー(イギリス)がセンターコートの試合に続いて入り、ともにストレート勝ちをおさめて2回戦に進んだ。  ナダルは第1セットでサービスを調整するのに時間をとり、2つのブレークポイントをかわしてパオロ・ロレンツィ(イタリア)を6-1 6-1で下した。試合時間は1時間強だった。  2005年大会のチャンピオンであるナダルは、ファーストサービスの確率を第1セットの42%から、第2セットでは85%まで向上させた。  続く試合で、マレーはアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦し、第2セットで一度サービスブレークを許したものの、6-2 7-5で勝利した。  ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の欠場により、第1シードとなったマレーは、彼にとって3度目のチャイナ・オープンをプレーしている。マレーは初出場のときに準々決勝へ、2度目は準決勝まで進んでいる。  「ここ数週間、大会でプレーしていなかったことを考えれば、そう悪くないプレーだったと思う」と、肩の故障に苦しめられていたマレーは言った。「でも、いいプレーもところどころであった。試合ごとに、よりいいプレーができるようになることを願っているよ。ケガもなく、気分もよかった。今はただ、(試合勘を取り戻すため)試合をプレーする必要があるだけだ」。  アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)も第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を4-6 6-1 6-1で下し、2回戦に進んだ。第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はフロリアン・マイヤー(ドイツ)を6-4 7-6(1)で下している。

 そのほか、アンドレイ・クズネツォフ(ロシア)が予選勝者のコンスタンティン・クラフチュク(ロシア)を6-1 6-4で、ジャック・ソック(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場のジャン・ザ(中国)を6-3 7-5で、ファビオ・フォニーニ(イタリア)がビクトル・トロイツキ(セルビア)を2-6 6-2 7-5で破って、それぞれ2回戦に駒を進めた。(C)AP