写真:麻生麗名(日本生命レッドエルフ)/撮影:ハヤシマコ

高校女子卓球の激戦区大阪で、2019年に頭角を現したニューヒロイン麻生麗名(あそうれいな)。インターハイ団体で前人未到の7連覇を果たした四天王寺高の包囲網を掻い潜り、2019年9月の大阪高校新人大会で優勝を飾ると、10月の全日本ジュニア予選では準優勝で本戦に出場した。

全日本の大舞台でも、一般シングルス、ダブルス、ジュニアシングルスの3種目に出場し、ジュニアではベスト8と自身初の全国ランク入りを掴み取った。全日本ランク入りを評価され、香ヶ丘リベルテ高に通う現役女子高生ながら、今年1月にはTリーグ・日本生命レッドエルフ加入も発表された。




写真:最初は緊張した面持ちでインタビューに答えてくれた/撮影:ハヤシマコ

全日本女王の早田ひなと同じ167cmと女子選手としては恵まれた体格を持つ麻生は、「こういう取材受けたことなくてちゃんと話せるかな…」と照れくさそうに笑いながらも「早田ひなに憧れている」という自らの卓球について語ってくれた。

自身初の全国ランク入りも「悔しい」

――今年の1月末にTリーグに日本生命レッドエルフから参戦されました。
麻生麗名(以下、麻生):いつもは上で応援してましたが、1回だけベンチに入らせてもらって、プレーを間近で見ると迫力がとてもすごいなと思いました。

――実際に間近で試合を見て、試合に出てみたいとなりましたか?
麻生:はい、いつかは試合出て活躍できるようになりたいです。今だとまだ自信が持てていないので、今後、国内、国際問わず他の試合でたくさん勝てるようになってから自信をつけて試合に出たいと思っています。




写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

――国内大会で言うと、今年は全日本ジュニアでベスト8入りを果たしました。
麻生:今まで全国大会でランクに入ることができていなかったので、初めてランクに入れて嬉しかったです。でも、目標は優勝だったので達成できなくてそこは悔しいです。

――敗れた相手は年下の小塩遥菜選手でした。
麻生:初対戦だったので、回転にあんまり対応できなかったです。もうちょっと練習してリベンジしたいです。異質の選手やカットマンの選手は苦手なので勝てるように克服していきたいと思っています。




写真:徐々に笑顔も見せた/撮影:ハヤシマコ

――初のランク入りはやはり印象深いですか?
麻生:はい、でも一番は今年の全日本一般の1回戦で木塚陽菜選手(愛媛・済美高)に勝てた試合です。去年、ジュニアの8決定で、自分が緊張しすぎて思うようなプレーができず負けてしまいました。今年は自分に自信を持って、勝ち負けよりも自分のプレーを意識して試合できました。

憧れの早田ひなは「回転量がヤバい」

――パワフルな卓球が持ち味の麻生選手ですが、憧れている選手はいますか?
麻生:海外選手だと、中国の王曼昱(ワンマンユ)選手と孫穎莎(スンイーシャ)選手に憧れています。両選手のように威力ある両ハンドを私も振れるようになりたいです。




写真:恵まれた体格を活かし鋭いバックハンドを振る麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

――海外だと中国の2選手とのことですが、国内だとどうですか?
麻生:早田ひな選手が両ハンドのパワーがすごいなと思って憧れです。

――早田選手もパワフルな卓球ですよね。同じ日本生命レッドエルフのチームメートです。
麻生:たまに一緒に練習をやらせてもらってます。回転量がヤバいです(笑)。全然止めきれないし弧線が違います。




写真:中国選手のような用具を使う麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

――早田選手のようなパワーをつけるためにトレーニングもされてるんですか?
麻生:今は週2回は絶対やってます。たまにトレーニングの先生が来てくださるので教えてもらいながら、いないときは自分でやってます。重りを持ってスクワットだったり、体幹トレーニング、あとはダンベルを持ち上げたりをやってます。

タピオカやケーキの食べ歩きが好き




写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

――今は、強くなるべく卓球中心でずっと生活されてると思いますが、普段の生活はどうですか?
麻生:寮生活ですが、料理は美味しいし、周りのみんなと一緒に喋るのも楽しいです。オフの日はみんなで食べ歩きしたり遊びに行ってます。タピオカとかケーキとかスイーツを食べるのが好きです(笑)。




写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

――普段は女子高生らしいですね(笑)。最後に今後の目標があれば教えてください。
麻生:技術的には、バックハンドが得意なので、下回転の球を3球目で決められるようにしたいのと、ラリー中に自分から振れるようにしていきたいです。あとはワールドツアーや海外の大会に出場して活躍できるようになりたいと思っています。




写真:麻生麗名/撮影:ハヤシマコ

(取材・2020年3月初旬)
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)