昔と今の定番議論、レブロンの元コーチがジョーダンと比較 米プロバスケットボール(NBA)でしばしば議論のテーマとされるも…
昔と今の定番議論、レブロンの元コーチがジョーダンと比較
米プロバスケットボール(NBA)でしばしば議論のテーマとされるものがある。“神様”マイケル・ジョーダンと“キング”レブロン・ジェームズ(ともに米国)のどちらが最高の選手なのだろうか。永遠にも思えるテーマに関し、かつてレブロンを教えたコーチが持論を述べている。
自身の考えを示したのは、かつてキャバリアーズでレブロンを指導したマイク・マローン氏だ。米紙「USAトゥデー」は「終わりなき論争:ナゲッツのコーチ、マイク・マローン氏がマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズを比較」と記事を掲載し、こうつづっている。
「デンバー・ナゲッツのコーチ、マイク・マローン氏がマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズをめぐる終わりなき比較論争について考えを明かした。マローン氏は、クリーブランド・キャバリアーズ時代の教え子ではなく、自らが見て育った選手を支持している」
マローン氏はレブロンよりもジョーダンの方が優れていると語ったという。同氏は21日にUSAトゥデーのZoom取材に応じ「誰が史上最高かというのが常に議論されていることだね。それについてはジョーダンが当てはまるだろうね」とコメント。理由をこう説明している。
「ジョーダンのような選手はそう多くない。レブロンに関しては5年間指導したので、今でも良い関係にあるが、彼にはジョーダンなら持っていたであろう同じ思考法や圧倒的なメンタリティーがあるとは思えなかった。そうは言っても、レブロンもまた史上最高の選手であるはずだよ」
マローン氏が挙げた比較要素は「ここ一番のプレー」
35歳となってもNBAのスーパースターであり続けるレブロンに敬意を払いながら、ジョーダンを支持。身体能力や技術だけでなく、頭脳などメンタル面においても比較しているようだ。記事では「両者の比較について、マローン氏はNBAチャンピオンシップへの出場、統計データ、役割を参考にはしていない。実際に自らが見たチーム以上に、マローン氏はジョーダンのメンタリティーを称賛している」と説明している。
そして、マローン氏はこう語っている。
「マイケル・ジョーダンはただ偉大な選手だったというわけではないんだ。勝たなければいけないというここ一番の場面では、彼のプレーに心を奪われたね。それはそう多く見られるものではない。圧倒的なメンタリティーを持っていて、それをどの試合でも発揮するんだ。だからこそ、何年経っても彼が史上最高の選手だと思えるんだ」
今なお語り継がれる伝説。もちろん、レブロンの偉大さもさることながら、マローン氏には“神様”の鮮烈なインパクトが残っているようだ。(THE ANSWER編集部)