無観客試合の可能性にクロフォードはファイトマネー増額要求

 新型コロナウイルスの影響で興行の延期と中止が相次ぐボクシング界。無観客試合で再開する可能性が浮上している中、WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)は「無観客試合ならプロモーターは多くのギャラを払うべき」と主張している。ファイトマネーの増額を求める世界王者について、米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 米興行大手・トップランク社に所属するクロフォード。同社は世界的プロモーターのボブ・アラム氏がCEOを務め、数々のビッグマッチを手掛けてきた。世界中で感染症が猛威を振るう中、記事では「クロフォードは自身の試合が無観客試合で行われるかもしれないということや、その必要性には理解を示している。しかし、もし無観客試合が実際に開催されるならば、彼はプロモーターのボブ・アラム氏にさらなるギャラを支払う保証を求めている」と記されている。

 同メディアは、クロフォードが米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のクリス・マニックス記者のポッドキャストにて、無観客試合に関する意見を述べたという。記事によると、こう語っている。

「まだ試合に関する話は聞かされていないが、このタイミングで試合が行われるなら、彼らは俺にさらに多くのギャラを払うべきだね。なぜなら俺たちボクサーは試合を大きなリスク、健康的なリスクを抱えて臨むからだ」

ファイトマネー減額は拒否「今まで割安で呑んでやった」

 ボクサーは死の危険もある試合に臨み、それまでに体に負担を与える減量も乗り越えなければならない。さらに、試合に向けた準備と会場に足を運ぶことは新型コロナ感染のリスクもある。次戦は未定となっているクロフォード。次戦について、新型コロナによってボクシング界が経済的な打撃をどれほど受けたとしても、従来の合意したファイトマネーを下回る提示は受けないという。

「減額を呑むつもりはない。俺のキャリアは長年最高の舞台に立つために割安で呑んでやった。もう、その時期が過ぎたんだから減額はありえない」

 こう主張した世界王者。記事によると、アラム氏は最近の「ボクシング・シーン.com」の取材に対し、クロフォードの次戦の開催場所は故郷のネブラスカ州オマハで行われるだろうと話していたという。(THE ANSWER編集部)