松岡修造さんが主宰するジュニア育成プロジェクト「修造チャレンジ」は、松岡さんの公式ホームページで順次メッセージ動画を配信している。そんな中、22日には西岡良仁(日本/ミキハウス)も動画に登場し…

松岡修造さんが主宰するジュニア育成プロジェクト「修造チャレンジ」は、松岡さんの公式ホームページで順次メッセージ動画を配信している。そんな中、22日には西岡良仁(日本/ミキハウス)も動画に登場し、ジュニア選手たちへアドバイスを送った。

この動画配信の取り組みは、11日に松岡さんが発表。「いまは、『思い切りテニスができない』、『試合ができない』、そんな思いをしている子供たちの夢が小さくならないよう、『いまできることをやっていこう』、そう考え、インターネットを通じて伝えていきたいと思いました」と想いを明かしている。

そして、今回登場した西岡は動画の最初で「今はジュニアの子たちも僕たちプロもそうですけども、かなり大変な時期で、テニスができずに大会が無くなってかなりもどかしい状況が続いていると思います」とジュニアたちを思いやった。

その上で「ただ、こういう時期何をしたらいいか分からないとか、家に居てすることがないっていう時間も、できれば有効活用していってほしいなと思ってます」と呼び掛けている。その具体的なアドバイスとして、西岡は様々な本を読むことを勧め、3冊の本を紹介している。

1冊目は錦織圭(日本/日清食品)のコーチであり、元世界2位のマイケル・チャン著「超一流のメンタル」。そして、将棋界のレジェンド・羽生善治九段の「直感力」と、スティービー・クレオ・ダービック著「新 自分を磨く方法」だ。

西岡は「テニスの本も含め、色んな本を読む時間にもしてほしいかなと思います」としている。

これより先の20日には、内山靖崇(日本/積水化学工業)がトップ選手の試合を観るときに心掛けるべきことをアドバイス。次のように述べている。

「ナイスショットやスーパープレーだと思いながら観るのではなく、自分のプレーに照らし合わせて観てください」「自分だったらこのようなショットを打つなぁとか」「様々なことをイメージしながら試合を観てください」

そして「ぜひ、このピンチをチャンスに変えましょう」と力強く訴えた。

このほかにも、ダニエル太郎(日本/エイブル)や添田豪(日本/ GODAI)も参加しているこのメッセージ動画。さらには「修造チャレンジ」のコーチやトレーナーも、自宅にいながら世界を目指すためのメソッドを様々に紹介しており、すべて松岡さんの公式サイトで視聴することができる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での西岡良仁

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)