「オフェンス面でも非常に優れた選手なんだけど、他の選手たちと一線を画すのはディフェンスだね」とズバッツ  4月20日(現地時間…

「オフェンス面でも非常に優れた選手なんだけど、他の選手たちと一線を画すのはディフェンスだね」とズバッツ


 4月20日(現地時間19日)。ロサンゼルス・クリッパーズで先発センターを務めるイビツァ・ズバッツが、クロアチアのメディア『Crosarka』のインタビューに応じた。

 昨季途中にロサンゼルス・レイカーズからトレードでクリッパーズへ加入したズバッツは、チーム最長身の213センチに108キロという立派な体格を持つビッグマン。今季はここまで平均18.1分8.0得点7.2リバウンド1.1アシスト0.9ブロックにフィールドゴール成功率60.1パーセントを記録。

 インタビューの中でズバッツは、今季から共にプレーするカワイ・レナードについて話していたので紹介していきたい。

 ここまでウェスタン・カンファレンス2位の44勝20敗を挙げているクリッパーズにおいて、レナードはいずれもチームトップとなる平均32.2分26.9得点7.3リバウンド1.8スティールに5.0アシストをマーク。昨季トロント・ラプターズで自身2度目の優勝とファイナルMVPを手に入れたレナードは、スターター枠で選出された今年のオールスターで自身初のMVPを獲得した。そんなレナードについてズバッツはこう話す。

「彼はコート上ですごく驚くべきプレーを見せている。相手からスティールを奪おうと狙えば、本当にスティールしてしまうんだ。オフェンス面でも非常に優れた選手なんだけど、他の選手たちと一線を画すのはそこだね。彼はディフェンスでもすごく高いレベルを持ち込むことができるんだ。それがこのチームがタイトルを狙えると信じている理由だと僕は思ってる」。

 最優秀守備選手賞に2度輝いた実績を持ち、オールディフェンシブチームに5度選ばれたレナードは、長い腕と一際大きな手、そして何事にも動じないメンタルタフネスを持ち、鋭い洞察力からスティールやブロックで相手選手をシャットアウトする。

 その一方で、表情がほとんど変わらず、ロボットのように常に動き回ることでも知られており、ミステリアスな面もあるのだが、ズバッツはレナードをこう表現していた。

「公の場で彼が一切笑わないというストーリーがあるけど、それは真実ではない。彼は単純に、プライベートな部分を自分自身でキープし、コート上では究極のプロフェッショナルでありたいんだと思う。僕が言えることは、彼はいたって普通の人間だということ。それにロッカールームではけっこう僕らを笑わせてくれるんだ」。

 現段階で、今シーズンが再開されるかは不透明だが、クリッパーズがリーグ最高級の豪華戦力を有し、優勝候補の一角なのは間違いない。真のプロフェッショナルとして、レナードは中断期間中も黙々とトレーニングに励んでいることだろう。