ここ数年で、大坂なおみ(日本/日清食品)はスポーツ界での名声を手にした。彼女がこれほどまでに特別である理由は、2度のグランドスラム優勝だけではない。彼女はその生き生きとした性格でたくさんのファン層を獲得した。こうした絶大な人気を得る人は、子…

ここ数年で、大坂なおみ(日本/日清食品)はスポーツ界での名声を手にした。彼女がこれほどまでに特別である理由は、2度のグランドスラム優勝だけではない。彼女はその生き生きとした性格でたくさんのファン層を獲得した。こうした絶大な人気を得る人は、子供の頃に持った夢の多くを実現することができる人でもある。誰にでも会ってみたい人のリストがあるもの。有名人になるとそれはぐっと簡単になる。そうしたリストに挙げていた人物に、本当に会うことができるようになるのだ。大坂が今会いたい人物は誰なのか?ウェブメディア Essentially Sportsが伝えている。

大坂が“今、一番会いたい人物”は、他でもないバラク・オバマ前アメリカ大統領だと明かした。「ビヨンセにはもう会えたから、それは叶ったわ。あとは、オバマに会いたいな。でも彼って有名人として扱っていいのかしら?それって失礼な気がするわ」

大坂は日本の市民権を取得することを選んだため、比較的話題になりにくいが、彼女はハイチ系アメリカ人の父と日本人の母親を持っている。したがって、オバマに親近感を抱くのは至極当然と言える。バラク・オバマは、合衆国で暮らすアフリカ系アメリカ人たちの勝利を象徴する重要な存在なのだ。

彼はアメリカで初の黒人大統領となった。これほど長く人種差別という悪と闘ってきた国にあって、これは間違いなく大きな勝利であった。大坂もまた、その勝利の一部であったと言える。

「有名人」という分類でさえもオバマには小さすぎると考えているという点からも、彼女がオバマを尊敬しているのは明らかだ。オバマと大坂の対面は、いつか叶う日がくるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真はオバマ元大統領(左)と大坂なおみ(右)

(Getty Images)