昨年「ATP250 アントワープ」でシングルス復活優勝を遂げたアンディ・マレー(イギリス)。だが、昨年11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで負った怪我と、新型コロナウイルスの影響でツアーが中断しているため、今年はまだ公式戦でプレーできていな…

昨年「ATP250 アントワープ」でシングルス復活優勝を遂げたアンディ・マレー(イギリス)。だが、昨年11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで負った怪我と、新型コロナウイルスの影響でツアーが中断しているため、今年はまだ公式戦でプレーできていない。それでも元世界4位のティム・ヘンマン(イギリス)は、マレーがまた「ウィンブルドン」でプレーできると信じていると有料テレビ局Eurosportが報じている。

マレーは当初3月25日に開幕するはずだった「ATP1000 マイアミ」での復帰を計画していた。しかしその前の「ATP1000 インディアンウェルズ」が中止となると、ツアー自体が中断に。マレーが過去に2度優勝した「ウィンブルドン」も中止となり、少なくとも7月12日まではツアーは再開されないことが現時点で決まっている。

3月25日にマレーが練習しているのを見たというヘンマンは「彼は長い間試合から離れていた。今、復帰へ向けて進歩し、コートに戻ってこようとしているので、かなりフラストレーションを感じているだろう」と語っている。

マレーは今年の5月に33歳になり、年齢的にはキャリアの後半から終盤にいるため、「ウィンブルドン」の中止はより辛いものとなるが、ヘンマンはまだプレーできると信じている。

「彼は多くの試合を休んできたけれど、たぶんこの休みは彼の身体と股関節が可能であれば、年齢的にも長くプレーする機会を与えてくれるだろうね」

またアンドレ・アガシ(アメリカ)を例に出し、こう話している。

「アガシが様々な理由で18ヵ月間休んだ後、彼とプレーした時のことを覚えているよ。彼はフレッシュで爽やかにプレーしていた。彼は36歳までプレーしていたんだ」「当時はテニス選手としてはかなり高齢だった。僕は33歳で引退したけれど、当時はそれも高齢だった。でも、トレーニング技術とケガの予防により、選手は確実に長くプレーできるようになっているよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「デビスカップ」でのマレー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for LTA)