ガッツのあるプレーだけでなく、明るい笑顔の金髪美人選手としても人気のあった元世界女王、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)。彼女は2020年「全豪オープン」3回戦で当時世界78位のオンス・…

ガッツのあるプレーだけでなく、明るい笑顔の金髪美人選手としても人気のあった元世界女王、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)。彼女は2020年「全豪オープン」3回戦で当時世界78位のオンス・ジャバー(チュニジア)にフルセットの末に敗れ、それがプロとして最後の公式戦となった。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。その前に出場した「ASBクラシック」では、親友セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とのダブルスで決勝に進出。二人はこの大会の間中、楽しい時を過ごしたようだった。

そして、ウォズニアッキは最後に母国デンマークで、ライバルであるセレナとエキシビションマッチを行うことを発表。試合は首都コペンハーゲンのロイヤルアリーナで開催されることになっていた。

だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日程は変更。新たな開催日はまだ決まっていない。ウォズニアッキは、SNSで次のように発表した。

「皆さんこんにちは!悲しいことですがセレナ·ウイリアムズとの最後の試合が延期になったことをお知らせします。すべての人の安全と健康が一番大切だから!新しい日程が決定したら、すぐにお知らせします!」

ウォズニアッキは、母国の観客の前で、セレナとの最後の試合を戦えることを心から楽しみにしていた。「祖国で、テニス史上最も素晴らしい女子選手との試合を最後に、キャリアを終える。これ以上のことがあるでしょうか。一生忘れられない素晴らしい夜になると確信しています」と、以前ウォズニアッキは語っている。

セレナとウォズニアッキは過去11回対戦して、セレナが10勝。ウォズニアッキがたった一度勝利を挙げたのは、2012年「マイアミ・オープン」準々決勝でのことだった。二人が最後に対戦したのは2014年の「WTAファイナル」準決勝で、ウォズニアッキが第1セットを取りながら最終セットタイブレークで惜敗している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でセレモニーでのウォズニアッキ

(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)