世界中のファンから愛される、テニス界の「生きる伝説」ロジャー・フェデラー(スイス)。新型コロナウイルスの影響により、自宅での運動が呼び掛けられるなか、日本時間7日に自身のSNSアカウントで「一…

世界中のファンから愛される、テニス界の「生きる伝説」ロジャー・フェデラー(スイス)。新型コロナウイルスの影響により、自宅での運動が呼び掛けられるなか、日本時間7日に自身のSNSアカウントで「一人でもできる練習」として壁に向かって連続ボレーをする動画を公開した。

フェデラーは「一人でも出来る、役に立つ練習を紹介するよ。君はどれぐらいできるかな!撮った動画を添えてリプライしてくれたら、コツを教えるよ。帽子はしっかり選んで」とメッセージを添えて、自身がお手本を見せる動画を投稿している。

そのお手本動画で全身白い服・白い帽子を被ったフェデラーは、壁に向かって速いペースで連続ボレーを実践。その場から動かず、体勢が崩れることもなく素晴らしい安定感を見せている。動画は約1分間だが、その間に200回ほどはボレーを打っているように見える。

そしてフェデラーは、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ココ・ガウフ(アメリカ)、ロックバンドのコールドプレイ、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツなど多くの人たちに宛てて「みんなはどう?」とチャレンジを呼び掛けている。

この呼び掛けに対し、ジョコビッチはInstagramのストーリーで「挑戦を受けるよ」と壁ボレーに挑戦した様子を公開。「これでいいかなぁ?」とフェデラーに投げかけ返すと、フェデラーも自身のInstagramストーリーで「君はそのボレーで何度も僕を倒しているから、何もヒントはいらないと思うよ」と粋な返答をしている。

また、世界中のファンも個性豊かな帽子を被って壁ボレーに挑戦し、フェデラーに動画を送っている。フェデラーはこれらの動画に続々と返信しており、その中にはTwitterで「仰け反らないようにして、手首をしっかりさせるんだ」と具体的にアドバイスを送っているものもあれば、ネタに走っている動画には「最高に面白いよ」といったコメントをしている。

他にも、自宅内で窓ガラスに向かって行っているイタリアのユーザーには「ミラーや窓でやるのは非常に難しいよね、がんばろうイタリア」とエールを送り、ピンポン玉を手のひらで打っているコロンビアの青年には金メダルの絵文字を送っている。

新型コロナウイルスの影響を受ける中、世界の人々を明るい気持ちにさせるようなこのチャレンジ。フェデラーが多くのファンに愛される理由がよく分かるものではないだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は南アフリカで行われたエキシビションマッチでのフェデラー

(Photo by Ashley Vlotman/Gallo Images/Getty Images)